今回は、CryptoPunks風のコレクション『JapaneseYokaiPunks』を展開している赤鬼さんにインタビューを行いました。
『JapaneseYokaiPunks』のコンセプトやNFTクリエイターとしての創作活動について詳しくお聞きしたので、ぜひ記事をご覧いただければと思います。
この記事をざっくり要約!
- 赤鬼さんはNFTアートから創作活動を始めた
- 赤鬼さんは江戸時代の妖怪画家からインスピレーションを得ている
- これからのNFT業界で生き残るのは、自分の軸を持って行動できる人
赤鬼さんはどんな人?
ーコレクション『JapaneseYokaiPunks』のご紹介をお願いします。
赤鬼:さまざまな妖怪に興味を持ってもらうことを作品のコンセプトにしています。
『JapaneseYokaiPunks』は『JapaneseYokaiSeries』の一つで、現在5つの妖怪コレクションを制作しております。KindleやLINEスタンプなども展開しています。
コンセプトの異なる幅広いコレクション展開で、多くの方に興味を持っていただけるようにと考えています。それぞれのコレクションにいる赤鬼が代表作となっています。
ーNFTクリエイターになる前は創作活動はされていましたか?また、なぜNFT活動を始めたのですか?
赤鬼:趣味で絵などは描いていましたが、作品を世に出すような活動はしていませんでした。2022年の2月からNFT活動を開始しています。
私はもともと仮想通貨投資をしていて、情報収集をしていたときにNFTの存在を知りました。
始めるまでは構想を練るなど時間はかかりましたが、着手するのは早かった方だと思います。
ー現在、どのくらいの頻度で作品を制作していますか?また、赤鬼さんの1日のスケジュールを教えてください。
赤鬼:週次ペースで作品を作成しています。作品にかかる時間は作品によりますが、作成する作品の妖怪について詳しく調べるので深掘りしていくと時間がかかります。
本業と兼業で活動しているので、あまり時間はありません。しかし、Twitterはできるだけ確認するようにしています。
『JapaneseYokaiPunks』はどうやって生まれた?
ー作品のイメージはどこからインスピレーションを受けていますか?『JapaneseYokaiPunks』はジェネラティブ作品なのでしょうか?また、影響を受けている作品はありますか?
赤鬼:インスピレーションはもちろんCryptoPunksからきています。名前の由来も同じくCryptoPunksです。
『JapaneseYokaiPunks』はジェネラティブ作品ではありません。ジェネラティブ作品として展開しているのはJapanese808Tanukiです。
影響を受けているのは鳥山石燕の作品です。また、妖怪漫画が好きなので多くの漫画から影響を受けています。
※鳥山石燕(とりやま・せきえん)・・・江戸時代中期の画家。妖怪画を多く描いたことで知られている。
日常からインスピレーションを受けることが少ないのが残念です。妖怪と出会えればいいのですが‥‥。
赤鬼さんはNFT業界をどう見ているか?
ーTwitterはどのように活用していますか?また、他のクリエイターさんとはどのような会話をしていますか?
赤鬼:Twitterは情報の発信に利用しています。
基本的にNFTコレクションの情報を発信したり、クリエイターの方やコレクターの方との交流の場にしたりしています。
他のクリエイターさんとは、妖怪のうんちくやコレクションの感想を話しています。
仲が良いクリエイターの方とは日常会話なども含めていろいろなお話をしています。
ーマーケットプレイスはどのように使い分けていますか?NFT活動を始めたことで良いことはありましたか?
赤鬼:OpenSeaがメインの販売所となっていますが、HEXAでも販売しています。
HEXAでは日本円でNFTを購入できるので、NFTの入門用として位置付けています。
NFTを始めてよかったことは、世界が広がることです。今まで知らなかった方との交流ができました。
ーNFT業界の問題や、赤鬼さん自身の課題はありますか?また、NFTブームについてどう思っていますか?
赤鬼:日本のNFT市場はまだまだ狭いので、今後どうやったら市場を広げていけるか、世界を市場にしていけるかが課題だと思います。
私自身の課題としては、画力を向上させることです。画力の問題で断念したコレクションもあるので。
NFTブームについては素晴らしいと思いますが、日本はまだまだこれからだと感じています。
ー最後に、この先生き残れるNETクリエイターはどんなクリエイターだと思いますか?また、NFTにおける赤鬼さんのヴィジョンを教えてください。
赤鬼:どんなことにも言えることですが、他人に左右されず、自分の軸を持って行動することができる人が生き残ると思います。
コレクションを買っていただいた方々に妖怪について興味を持っていただき、日常会話で妖怪の話などが出てくるようなコレクションになれれば嬉しいです。
また、NFTが関係ない分野でもいいので、妖怪関連の方とコラボなどできたら嬉しいです。
まとめ
この記事では
・赤鬼さんは創作活動をしていなかったが、NFTアートを知ってから開始した。
・日本のNFT界の問題点は市場の狭さで、今後どうやったら展開していけるかを考える必要がある。
・コツコツと続けていけるクリエイターが今後残っていく。
・TwitterでNFTコレクションを宣伝することが大事である。
ということについてお伝えしました。
創作活動をしていなかった赤鬼さんですが、NFTアートで創作活動を開始してコレクションの展開に至りました。
NFTアートを始めるのにこれまでの創作活動の有無は関係ありません。
自分のコレクションを展開したいと思った方は、NFTアートの作成方法を紹介していますので、こちらの記事を参考にしてみてください。
CryptoPunksにインスピレーションを受けて展開される『JapaneseYokaiPunks』ですが、KindleやLINEスタンプなど非常に多角的な展開が行われています。
赤鬼さんの今後のコレクション展開についても期待していきましょう。
赤鬼さんのTwitter:@akaoni_nft
コレクション:赤鬼さんのlit.link