今回は、先日行った「SUSHI TOP MARKETING株式会社(以下SUSHI TOP社)への取材」から一部内容をまとめていきます。
NFTを通して新しいビジネスモデルを展開するSUSHI TOP社について知りたい方や、Web3.0の未来予測のための知見を得たい方はぜひ最後までご覧ください。
この記事をざっくり要約!
- SUSHI TOP社社の野望は「トークングラフマーケティング」を広めたい
- NFTを未所持の方にも手を伸ばしてもらえるような施策を講じている
- あらゆる手段を用いてNFTの配布を行っている
はじめに:SUSHI TOP社とは?
まず、ここではSUSHI TOP社について簡単に解説します。
SUSHI TOP MARKETING株式会社は2021年の10月に創業された企業で、最初は同人サークルという形で事業がスタートしました。
SUSHI TOP社はNFT配布に特化した企業として、現在社員は10名ほどで運営されているそうです。
まだまだ説明しきれていない部分も多々ありますが、次の項目では実際の取材内容をまとめているので、より深くSUSHI TOP社について理解できると思います。
SUSHI TOP社への取材内容まとめ
ここからは、実際の取材で明らかになったSUSHI TOP社についてわかりやすくまとめていきます。
今回取り上げるのは大きく分けて、以下の3つのテーマです。
- SUSHI TOP社が掲げる理念
- NFT初心者にも手を差し伸べるビジネススタイル
- SUSHI TOP社による「IVS那覇」での取り組み
SUSHI TOP社についてこれまで知らなかったという人でも理解できるように解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。
1. SUSHI TOP社が掲げる理念
まず、SUSHI TOP社が掲げる理念や目標についてお話しいただきました。
その理念というのが、「トークングラフマーケティングという文化を作りたい」というもの。
トークングラフマーケティングという言葉は彼らの造語で、「NFTを使った広告マーケティング」を意味しています。では、なぜ彼らはこのような新しい広告マーケティングの文化を形成したいのでしょうか。
その背景には、これまでの世界観(Web2.0)によるマーケティングの欠陥があります。と言うのも、これまでの広告マーケティングは基本的に「Cookie」という仕組みを軸に行われていました。
みなさんも「さっきamazonで検索していた商品が広告に表示されている!」と驚いた経験があるのではないでしょうか。このようなユーザーに合わせた広告表示を実現しているのが、Cookieという仕組みになります。
しかし、このCookieは個人情報が紐付けられているわけではありません。そのため、ユーザー一人ひとりに適切な広告が表示できているとは言えないのが現状です。
そこで、誕生した考え方がSUSHI TOP社による「トークングラフマーケティング」。Web3.0の世界では個人がウォレットによって自分のデータを所有するため、その個人情報と紐付けたより精度の高いマーケティングが実現できます。
具体的に説明すると、「NBA TOP SHOTのNFTを持っている人はバスケが好きだから、そこからスポーツ用品の広告を流す」といったイメージです。
この仕組みはNFTがないと成立しないので、Web3.0だからこそ実現可能なものだと言えます。
また、SUSHI TOP社はユーザーにとって便利で心地よい「きれいなブランディング」を目指しています。
2. NFT初心者にも手を差し伸べるビジネススタイル
また、SUSHI TOP社はNFTをまだ持っていないという人々への導入にも力を入れています。後ほど紹介する「IVS那覇」での取り組みでも、さまざまな方法を用いてNFTを配布されました。
そして、そこには”ユーザーが嫌がらないような体験にする”という考えがあると言います。
なぜなら、トークングラフマーケティングを多くの人に普及させるためには、ユーザーがNFTの利便性を自ら理解することが必要不可欠だからです。
そのため、無理やりNFTを配布するといったような押し売りはしていません。
3. SUSHI TOP社による「IVS那覇」での取り組み
また、SUSHI TOP社が那覇で行った「IVS那覇」のプロジェクト内容についてもお話しいただきました。
そこでは、「NFT初心者やウォレットを持っていない人向けのNFTイベント」が多く展開されました。
- NFTカード配布(NFT×印刷)
- BGMによるNFT配布(NFT×音声)
- NFTガチャ(NFT×物販)
- NFT名刺プレゼント(NFT×IC)
1つ目の「NFTカード配布」では、会場来場者にNFTカードが配布されました。カードの裏面にQRコードが添付されており、それを読み取ることでNFTを受け取れる仕組みです。
また、そのカードのQRコードは2回目以降から使用できない仕様になっています。
「BGMによるNFT配布」では、音楽を使ってNFTが配布されました。会場に流れているBGMを読み込むことで、会場限定のジェネラティブNFTが受け取れる仕組みです。
さらに、「NFTガチャ」というサービスもありました。
こちらは、100円でNFTが受け取れるQRコードが手に入れられるガチャガチャで、特徴はなんと言っても日本円でNFTが買えてしまうところ。
仮想通貨以外の手段でNFTを購入できるようにし、一般の人々にとってより一般的な存在にすることが狙いだと考えられます。
以上が、IVS那覇でのSUSHI TOP社によるNFT関連イベントでした。新規性のあるさまざまな活動をされていましたが、どれもNFTの世界に足を踏み入れるハードルを下げるようなものばかりで、NFTの普及に向けて積極的に取り組んでいることが分かります。
まとめ:SUSHI TOP社の今後に要注目!
今回は、SUSHI TOP MARKETING株式会社への取材内容をまとめました。
具体的には、Web3.0の世界観におけるNFTを使った新しいマーケティング文化である「トークングラフマーケティング」についてや、そのために行われている多種多様なイベントを紹介しました。
本記事を通して、SUSHI TOP社についてもっと知りたいと思った方は、ぜひ公式HPをご覧ください。