[ロンドン 5日 ロイター] - 国際取引所連合(WFE)が5日公表した報告書によると、世界の主要取引所は暗号資産(仮想通貨)への関心を生かす方法について協議しているが、直近の調査に回答した取引所の3分の1は、暗号資産を提供する計画はないと答えた。
取引所は暗号資産について、統一された規制が制定されていないことや、激しく変動する相場、サイバーセキュリティー上のリスクを懸念しているという。
WFEが調査した取引所29社のうち、12社が現時点で暗号資産に関連した商品もしくはサービスを提供しており、17社は提供していない。
その17社のうち、暗号資産に関連した商品もしくはサービスを将来導入する計画があると回答したのは7社にとどまり、10社はそうした計画はないとした。
回答した取引所の約38%は、暗号資産または同関連サービスについて重点的に取り組む作業部会を既に立ち上げたか、今後立ち上げる計画だとした。
また全体の4分の1強は、暗号資産が近い将来、主流になるとの見方を示した。