ADAコインはイーサリアムの対抗馬となっている仮想通貨の一つです。
創設者であるチャールズ・ホスキンソン氏がイーサリアムの創設メンバーの一人であり、共にスマートコントラクトを実装しているからです。
この記事では、そんなADAコインの概要や特徴をカルダノブロックチェーンと合わせて解説しています。
この記事をザックリ要約!
✅ADAコインはカルダノブロックチェーン上で使える仮想通貨
✅ブロックチェーン技術を取り入れたオンラインカジノ「Cardano(カルダノ)」で利用できる
✅独自の承認アルゴリズムである「ウロボロス」や、スマートコントラクトである「Plutus(プルータス)」を実装
✅カルダノブロックチェーンは、オンラインカジノ以外のさまざまな場所で採用されている
カルダノNFTに必要なADAコインの買い方も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
ADAコインの概要
まずはADAコインの概要をみていきます。
時価総額 | 9位(2022年12月時点) |
現在価格 | 41.35円(2022年12月時点) |
発行上限枚数 | 450億枚 |
開発元 | Cardano Foundation |
提唱者 | チャールズ・ホスキンソン |
公式サイト | https://cardano.org/ |
ホワイトペーパー | https://docs.cardano.org/introduction |
公式Twitter | https://twitter.com/cardano |
ADAコインは2017年9月に正式に運用が始まった、カルダノというブロックチェーン上で使用できる仮想通貨です。
普及の一環として、オンラインカジノ「Cardano(カルダノ)」で利用を計画していました。
しかし、当時は仮想通貨のプレセールによる詐欺を言い立てることが多く、プレセールを何度も行ったり、最低参加金額が高額だったADAコインは詐欺ではないかと噂されていました。
ただその後は、プロジェクトが評価されたこともあり、価格も2019年9月から3年間で40倍以上、上昇しており、時価総額ランキングでも9位と上位になっています。
また、ADAコイン専用のウォレット「ダイダロス」を作り、保管はもちろん、送金やステーキングで利益を得ることも可能になっています。
ADAコインの特徴
ADAコインの特徴は4つあるので、それぞれ解説していきます。
⓵オンラインカジノで利用できる通貨として運用されている
ADAコインは、オンラインカジノ「Cardano(カルダノ)」で利用できる通貨として運用されています。
従来のオンラインカジノでは、運営側の不正など、公平性にかけるということが問題視されていました。
しかし、カルダノブロックチェーン技術により、取引がすべて記録されるようになりました。
そのため、不正がなくなり、透明性の高いオンラインカジノが実現可能になりました。
日本でもオンラインカジノの普及が進めば、ADAコインの需要も高まり、価格も上昇するでしょう。
⓶独自の承認アルゴリズムである「ウロボロス」を採用
ADAコインは、承認システムにPoS(プルーフ・オブ・ステーク)の一種である、ウロボロスを採用しています。
時価総額1位のビットコインは、この承認システムにADAコインとは異なるPoW(プルーフ・オブ・ワーク)を使用していますが、承認作業時にかかる電力消費が大きいことや手数料が高いことが問題視されています。
ADAコインでは、PoSのウロボロスを採用することで、マイニングにかかるコストや手数料、承認作業時にかかる電力を抑えることが可能になりました。
時価総額2位のイーサリアムもかつて、PoWを採用していましたが、PoSへの意向を表明し、2022年9月に完了しています。
⓷スマートコントラクト「Plutus(プルータス)」を実装
ADAコインが利用できるカルダノブロックチェーンでは、2021年に独自のスマートコントラクトである「Plutus(プルータス)」が実装されました。
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上の契約のことで、条件を満たせば、自動的に契約や取引が実行される仕組みです。
スマートコントラクトを実装することで、データの改ざんや取引の不正を防止できます。
また人を介さないのでミスも少なく、仲介業者や第三者にかかる人件費や手数料などのコスト削減も可能になります。
時価総額2位のイーサリアムも実装していますが、従来のスマートコントラクトでは、決済と計算を1ヶ所で行っているため、修正や変更が難しいとされていました。
しかし、カルダノブロックチェーンで実装されたPlutusでは、決済と計算が別々に行われるので、修正や変更が容易にできるようになりました。
⓸大学や政府、企業との提携がある
・東京理科大学
2018年には日本でのブロックチェーン技術を普及・促進することを目的に、東京理科大学インベスト・マネジメント部との連携が実現しました。
・エチオピア政府
2021年には、カルダノブロックチェーンを開発したInput Output Globalがエチオピア政府と連携し、カルダノブロックチェーンを使用した教育システムを実装することを決定しました。
これは生徒と教師のIDや学習達成度をブロックチェーンで管理することで、デジタル形式で確認し、エチオピア全国で教育と雇用の促進を狙っています。
・New Balance
2019年にNew Balanceはカルダノブロックチェーンを用いて、正規品のシューズかを判断する鑑定システム「NB Realchain」を導入しました。
購入時に、タグに記載されているコードをNew Balanceのアプリで認証することで、ブロックチェーン上にシューズの所有権が登録できます。
この技術により、偽造のシューズが作られて出回ることを防止できるようになりました。
ADAコイン自体は直接使われていませんが、カルダノブロックチェーンの対改ざん性が認められての採用といえます。
企業や政府との連携は、ADAコインの信頼性を裏付けることにもつながります。
ADAコインの買い方
カルダノNFTに必要なADAコインの買い方を解説していきます。
ADAコインを購入できる国内取引所は6社あります。
今回はその中でも、入金・送金手数料がかからないGMOコインを使って解説していきます。
GMOコインで口座開設
まずはGMOコインで口座開設をしていきます。
口座開設自体は無料ですし、最短10分あればできます。
メールアドレスやパスワードを設定し、基本情報の入力、本人確認書類を提出し、承認されれば完了です。
日本円を入金
次に、日本円を入金していきます。
GMOコインの入金方法は2種類です。
・即時入金
提携しているインターネットバンキングからすぐに入金でき、リアルタイムで金額が反映されます。
手数料がかからない、便利な振込方法です。
・振込入金
各金融機関の口座から、ATMや窓口を使って入金する方法です。手数料は各金融機関に従って支払います。
ADAコインを購入
入金ができれば、ADAコインを買っていきます。
ADAコインは、「販売所」と「取引所」の2カ所で購入できます。
購入するときは、手数料を抑えるために、「取引所」を利用しましょう。
まとめ
ADAコインは、カルダノブロックチェーン技術により、オンラインカジノ以外の場面で採用されるなど、認知を広めています。
日本でもオンラインカジノの普及が進めば、ADAコインの需要が高まり、価格の上昇も期待できます。
イーサリアムも採用したスマートコントラクト機能や、独自の承認システムを実装しているADAコインの今後の動向も要チェックです。