会場は終始大盛り上がり!Web300企画TOKYO Web3 FESイベントレポ

こんにちは!NF times(エヌエフタイムス)の古田島です!

Web300では定期的にイベントを企画・主催していますが、今年最後は渋谷TRUNK(HOTEL)の1階(ONDEN)と3階(SORANIWA)を貸し切り!

年の瀬を締めくくるのにふさわしい大規模な「TOKYO Web3 FES」を2022年12月12日に開催しました。

当日はWeb3スタートアップやNFTプロジェクトに関わる事業者、NFTクリエイターなどさまざまな方が一堂に会し、情報交換や交流を深める盛会となりました。

※イベント後、ゲストとして登壇された國光宏尚氏( @hkunimitsu )がコメントしてくれました!

https://twitter.com/hkunimitsu/status/1602260830724444163?s=20&t=Hgc5_wAAO9dS7BG11VsPxA

本稿ではイベントの模様についてレポートしていきたいと思います。

今回に限って1Fフロアは無料参加可能に!

過去のWeb300イベントでは、会員の方のみが参加可能でしたが、TOKYO Web3 FESではより多くの人にWeb3のムーブメントを体感してもらおうと、1階のスペース・ONDENは無料で参加可能に。

今勢いのあるNFTプロジェクトや企業から、新進気鋭のクリエイターまで、総勢30以上のブースが出展し、会場は終始熱気で満ち溢れていました。

クリプト・ウィンター(暗号資産の冬)と言われているなかでも、全くそう感じさせない盛り上がりは、Web3への注目度の高さを伺わせるものとなりました。

また、Web300の公式キャラクター「Web3HERO」も会場に登場!

TwitterでWeb3HEROと写真撮影を行い、タグ付けして投稿すると「Web3のお困り事」について相談に乗ってもらえるとのことで、一緒に写真を取る姿もちらほら見られました。

参加者からは「横のつながりが作れた」「Web3に興味を持ち始めたばかりだが、非常に有意義なイベントだった」「知り合いのNFTプロジェクトの運営者と話せてよかった」といった声が聞かれ、イベントを通じて多くの“出会い”が生まれたこともあり、非常に大盛況でした。

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TOKYO Web3 FESで協賛いただいた企業様・プロジェクト様をご紹介していきます。

【ブーススポンサー】
・N3(夜間飛行)
・TofuNFT
・EDOVERSE
・Official Joker's Club
・Nox
・BŌSŌ TOKYO
・/slash
・PlayMining
・法政大学Crypto同好会
・TicketMe
・TempuraDAO
・Yay!(ナナメウエ)
・START

【メディアスポンサー】
・NewsPicks
・COINPOST
・HashHub Research
・コインテレグラフジャパン
・Crypto Times
・NF times

【ドリンクスポンサー】
・株式会社シトラム

【NFTコンテストスポンサー】
・株式会社ビームス

イベント風景(動画)

以下動画は今回ブーススポンサーとして協賛頂いた株式会社N3(夜間飛行)様が作成したイベント動画になります。

引用元ツイート

Web300 COMMUNITYを立ち上げた背景

3階のVIPエリアでは、トークセッションが行われました。

まず初めは「Web300 COMMUNITYって何?」をテーマに、Web300 代表の大池智弘、同運営事務局長を務める西川勇佑、Web300のアドバイザーとして参画するCandy Girl Directorのmasa氏が登壇。Web300が生まれた背景や今後の展望を語るセッションになりました。

大池はWeb300 COMMUNITYが最終的に「 Web3の日本一の経済コミュニティを目指す」と語ります。

「昨年くらいからNFTブームが巻き起こり、大小さまざまなプロジェクトやスタートアップが生まれているものの、勢いのある若手とビジネス経験豊富な大人が、別個に動いてしまっているのが課題に感じていました。Web300が世代を超えた人が集う場となり、Web2とWeb3の橋渡し役になりたい。そのような思いでこのコミュニティを運営しており、Web3界隈で最も大きな規模にしていけるように尽力しています」

Web300 COMMUNITYの発足は2022年9月。

実質、まだ立ち上げから3ヶ月のプロジェクトになりますが、大池がニューヨークで開かれたNFTカンファレンス「NFT.NYC」にて、masa氏と出会ったのが立ち上げるきっかけになったそうです。

masa氏は「NFTの潮流は個人アーティスト中心だったものが、将来的には企業もNFTプロジェクトに絡んでくると見立ていて、大池さんの持つ大手企業の要人や役員との強いコネクションは、とても面白いと思った」とWeb300のNFTを作る際の心境を話しました。

こうして生まれたWeb300のNFTは公開初日で予約完売。

幸先の良いプロジェクトのスタートとなったわけです。

一方で「愛や熱量を持ってWeb3ビジネスに取り組まないと、なかなか思うようには進まない」と苦労した部分についても大池は語ります。

「匿名性を担保するために実名を明かさない、人の顔ではなくNFTアイコンを設定しているなど、Web3ならではの価値観に慣れるのに最初は戸惑いました。プロジェクトを立ち上げて3ヶ月しかやっていませんが、未だにDiscordの運営とかも試行錯誤しながら取り組んでいます。大企業含めこれからWeb3に参入しようと考えている事業者は、まずはWeb300のイベントに参加して、実際にどんなものか体感することから始めるといいのではないでしょうか」

NFTをただ販売するところから、ユーティリティ設計が問われるように

次いで行われたメインセッションでは「実業家が分析!! 2022年のWeb3業界の振り返りと2023年の予想」と題し、けんすう氏(アル株式会社 代表取締役 NFT「marimo」プロデューサー)と國光宏尚氏(gumiファウンダー/Thirdverse/FiNANCiE代表取締役CEO)がゲストスピーカーして登場。

モデレーターは株式会社Light 代表の金靖征氏が務め、2022年のWeb3業界におけるハイライトや2023年の動向予測についてディスカッションする場となりました。

セッションの最初では、登壇者らが2022年のWeb3業界を総括しました。

國光氏は「DeFi、NFT、GameFiなど、ブロックチェーンのユースケースが出てきたのが今年だった」と振り返ります。

けんすう氏は「1997年のインターネット黎明期当時の感覚に似ている」とし、「特にまだ何も起きていないものの、盛り上がりつつあるのがWeb3業界」と自身の考えを話します。

とりわけ、日本ではNFTブームが急速に広がっていますが、國光氏は「コミュニティからは有力なIPは生まれない」と持論を展開します。

「『ディズニー』はウォルト・ディズニー、『スター・ウォーズ』は ジョージ・ルーカスがいたからこそ生まれたものであり、クリエイターファーストのものづくりをしていかないと、成功するWeb3プロジェクトは生み出せないと思っています。クリエイターが0→1を作り、DAOなどのコミュニティが1→10や10→100を担うのが理想の形で、『クリエイターファースト、コミュニティサポート』が鍵を握ると捉えています」

けんすう氏は「NFTをとりあえず出すというフェーズから、ユーティリティや付加価値をしっかりと設計するというトレンドになってきていると感じる。そうなってきたことで、企業と対話するときの目線合わせや方向性の擦り合わせがしやすくなった」と述べます。

2023年のWeb3業界を実業家が展望!

セッション後半では、「2023年のWeb3業界」について登壇者らに語ってもらいました。

國光氏は「ユーザーの熱狂を誘うSTEPNやAxie InfinityといったPlay to Earn(P2E)の課題や問題点をどうクリアして、新しいものを生み出せるかが、マスアダプションに向けての大事な一歩になる」と話しつつ、「FTX破綻を受けて、いい意味での規制強化の波が直近1~2年で大きくなる」と予測します。

最後に今後の展望をモデレーターの金氏が両者それぞれに伺い、セッションをラップアップしていきました。

「トークン価値が上がるのは、言わずもがなファンのおかけで、結局は面白いIPやゲームに行き着く」

そう語る國光氏は「当たり前のことだが、そこに真剣に向き合うことが大事になってくる」と話します。

「NFTプロジェクトやDAOに参加する属性は3つくらいに分けられると思っていて、まずひとつは『NFTを売らない純粋なファンの人』、次に『ビジョンやプロセスエコノミーに共感する人』、そして『投機的な視点を持って参加する人』です。こうしたなか、NFTは株式と一緒で『売らないファン』がひとつのKPIとなり、それを追っていきながらいかに立てた目標値を達成できるかが大事になってくるでしょう」

けんすう氏は「自分自身、興味があるのはファンエコノミー」と言います。

「クラウドファンディングでも、ファンクラブでも、投げ銭でもやりづらいようなことを、NFTで解決するような活用・役割を見出すことができれば、もっとNFTが面白くなるのではと思っています。例えば、アーティストのNFTをファンが購入し、みんなで応援広告を出すようなDAO的な動きを作れれば、それこそ『ファンダム×NFT』のユースケースになるだろうし、2023年はファンエコノミーにもっと注目しながら、いろいろと試行錯誤できる年にしたいなと考えています」

けんすう氏は「誰でも簡単にGiveawayできるNFTマーケツール『dango』を開発して、広めていきたい」と抱負を述べました。

育成できるNFTとして発表した『marimo』は販売開始から7分で1万個が完売となり、NFTを知らない人でも購入するきっかけを作ることができました。このNFTプロジェクトを立ち上げて以降、おかげさまで企業からの問い合わせも増えている状況ですが、その一方で『大企業がNFTを広げる手法がない』ということに気づいたんです。

一定の販促費はあるものの、NFTをクリプトネイティブ層へ認知させていくのは、結構難しいと感じています。そこで、dangoというツールで簡単にGiveawayできるような仕組みを作れれば、もっと多くの事業者がNFTに参入できるのではと考えています」

そしてイベントの終盤では、事前にTwitterにて行われたNFTクリエイターコンテストの結果発表が行われました。

各賞を受賞された皆さま、おめでとうございます!

まとめ

12月12日に開催された「TOKYO Web3 FES」の模様をお伝えしてきました。

この記事を読んでWeb300 COMMUNITYに興味を持った方は、TwitterやDiscordなどで情報発信しておりますので、是非アクセスしてみてください!

また、NF timesでもNFTプロジェクトの支援など行っていますので、ご興味ある方は問い合わせよりご連絡お願いいたします。

公式WEBサイト: https://web3-community.com/

公式discord: https://discord.gg/xMXzBrdMYe

公式Twitter: https://twitter.com/web300com

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