野菜を育てて稼ぐNFTゲーム「AstarFarm」とは?始め方も解説

Astar Networkで開発されているゲームの1つに「AstarFarm」が挙げられます。

AstarFarmは大手企業とコラボしたこともあるので、聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、AstarFarmの概要と始め方を解説します。

この記事のザックリ要約!

✅AstarFarmは、ASTRを預けて野菜を育てるDeFi&GameFiアプリ

✅カルビー社とのコラボ実績がある

✅ゲーム的なランダム性があり、大きな報酬を得られるチャンスも

✅NFTなどで得られるベジポイントを使ったガチャ要素を実装予定

難しいルールを覚えなくても始められるので、少しでも興味が湧いたら本記事を読んでみてください。

AstarFarmとは

AstarFarm

AstarFarmは、Astar Networkのブロックチェーンを利用したDeFi&GameFiアプリです。

「クリプトスペルズ」などのNFTゲームをリリースしているCryptoGames社が開発しています。

2022年7月にベータバージョンがリリースされ、誰でもゲームをプレイできるようになりました。

ASTRを預けて野菜を育てる

仮想通貨ASTRをステークする(預ける)ことで野菜を育て、収穫した野菜を売れば報酬がもらえます。

一般的なDeFiサービスでおこなわれているステーキングとは異なり、ランダムで収穫量が変わるゲーム性が特徴です。

関連するNFTが販売されており、NFTを使えばゲームを有利に進められます。

カルビー社とコラボキャンペーンを実施

2022年7月にカルビー社とのコラボキャンペーンが実施されました。

キャンペーンの内容は、応募者のうち抽選で1万名に記念NFTをプレゼントするというものです。

tofuNFT|Calbee AstarFarm Collaboration NFT

また、AstarFarm内でジャガイモを収穫したプレイヤーには、抽選で50名に実物のポテトデラックスを送付しています。

さまざまな企業とコラボをおこなう予定とのことなので、今後も同様のキャンペーンが実施されるかもしれません。

(参考)カルビー|カルビー初!ゲーム上でNFTを限定配布 日本発のブロックチェーン「Astar Network」を活用してWeb3.0市場参入

dAppステーキングの機能を利用している

AstarFarmでおこなわれるASTRのやり取りには、dAppステーキングの機能が利用されています。

dAppステーキングとは、Astar Networkがもつ独自の機能で、ポータルサイトでおこなったステーキングの報酬をプロジェクトと分配する機能です。

本来であれば決まった比率でAstarFarmとユーザーに分配されますが、AstarFarm内でASTRをステークするとAstarFarm側の分配金の一部がユーザーの報酬にあてられます。

そのため、AstarFarmでステークしたほうが、ポータルサイトで預けるよりも多くの報酬を得られる可能性があります。

AstarFarmの始め方

AstarFarmを始めるために必要なものは2つあります。

・メタマスク

・ASTRトークン

NFTを購入しなくても、ASTRさえあれば始められます。

メタマスクとASTRを用意して、AstarFarmのページに接続しましょう。

メタマスクを用意する

ASTRの保有・支払いをするために、仮想通貨ウォレットを用意します。

AstarFarmが対応しているウォレットはメタマスクのみです。

ほかの種類のウォレットにASTRを入れている場合は、メタマスクに移しましょう。

ASTRを手に入れる

仮想通貨取引所やスワップサービスを利用して、ASTRトークンを購入します。

国内の取引所を利用したい場合は、ASTRを取り扱っているbitbankを利用しましょう。

ただし、bitbankから直接メタマスクにASTRを送ることはできません

polkadot.jsなどのウォレットを使い、Astar Portalを経由してメタマスクに送金しなければならないので注意してください。

AstarFarmのページに接続する

ASTRを手に入れたら、AstarFarmのページにアクセスして「Connect」ボタンからメタマスクを接続します。

AstarFarm

メタマスクにAstar Networkのネットワークを追加するかどうかを聞かれたときは、追加を許可してAstar Networkに切り替えてください。

メタマスクの接続に成功すると、ゲーム画面に切り替わります。

基本的な遊び方

AstarFarmの基本的な遊び方は、種を植えて収穫を待つだけです。

ゲーム要素はいくつかありますが、長時間ゲームをプレイする必要はありません。

利益を得るまでの流れを以下で解説していきます。

ASTRをステークして畑に種を植える

空いている畑を選択すると、ASTRをステークして種を植えることができます。

種を植えるときには、植える種の数とステーク日数を選択します。

植える種の数に制限はありませんが、1つあたり500ASTRのステークが必要です

ステーク日数は21、63、189日のいずれかを選択することができ、日数によって野菜の種類が変わります。

これらを選択して支払いを済ませると、支払ったASTRはロックされ、畑に種が植えられます。

支払い時に少量のガス代がかかるので注意してください。

ロック期間中は成長を見守る

ステーク日数が経過するまでは、作物が育っているか確認するだけになります。

ステーク期間は3つのフェーズに等分されます。

たとえば、ステーク日数を21日にした場合、7日目までがフェーズ1、8〜14日目までがフェーズ2、15〜21日目までがフェーズ3です。

フェーズが進むごとに野菜が成長し、フェーズ3が終了すれば野菜が収穫できるようになります。

野菜を収穫して売る

成長した野菜は、畑をクリックすることで収穫できます。

AstarFarmガイド

野菜を収穫したら、右下にある市場で野菜を売りましょう。

野菜は決められた価格で売却され、代金としてASTRを受け取れます。

なお、売る野菜によって価格は決まっていますが、変動する可能性があるようです。

再ステークするかどうかを選択する

収穫を終えると数日程度の休息期間があり、しばらく待つとステークを続けるかどうかを選択できるようになります。

AstarFarm

再ステークを選ぶと、種を植え直してステークを再開できます。

ステークをやめる場合は、一定期間後に預けていたASTRが返ってきます。

ASTRが返却される日にちは決まっているため、返却されるまでの期間は1〜3日の間で変動するようです。

ステーキングのランダム性

通常のステーキングとは異なる、AstarFarmでのステーキングにおけるランダム性には下記の3点が挙げられます。

・畑に植える野菜の種類

・収穫する野菜の数

・野菜を食べられる可能性

これらの要素によって、ステーキングの報酬が多くなることもあれば、0になってしまうこともあります。

それぞれの要素による影響や確率については、以下で解説します。

植えられる野菜は自動的に決まる

AstarFarmガイド

畑で育てる野菜を自分で選択することはできず、種を植えたときにランダムで決められます

野菜の選ばれ方は、以下の表のとおりです。

野菜(販売価格)ステーキング日数選ばれる確率
ニンジン(1ASTR)21日70%
ジャガイモ(3ASTR)21日25%
トマト(10ASTR)21日5%
サクランボ(2ASTR)63日70%
タマネギ(8ASTR)63日25%
スイカ(80ASTR)63日5%
ブドウ(4ASTR)189日70%
トウモロコシ(12ASTR)189日25%
イチゴ(500ASTR)189日5%

ステーキング日数が長いほど低確率の野菜が出たときの利益が大きくなります。

しかし、ステーキング日数が短いほうが高確率の野菜で得られる利益の効率が良いです。

大当たりを狙うか、安定をとるか、戦略を考えながら種の配分を決めましょう。

収穫できる数もランダム

1つの種から収穫できる野菜の数は、1〜5の間でランダムに決められます

それぞれの個数になる確率は均等であり、1個になる確率も、5個になる確率も、同じく20%です。

平均値である3個以上になるよう祈りながら野菜を育てることになるでしょう。

野菜を虫に食べられる可能性がある

フェーズ2と3に入るタイミングで、虫に食べられる可能性があります。

食べられる確率は20%で、食べられた野菜はなくなってしまいます。

AstarFarm

ベータ段階では虫を防ぐ手段が存在しないため、完全に運頼みです。

もし野菜を食べられてしまったら、新たに種を植え直すとよいでしょう。

ベジポイントとNFT

tofuNFT|AstarFarm Veges

AstarFarmで使えるゲーム内通貨として、ベジポイント(Vegepoint)があります。

公式ページなどで販売されているAstarFarmのNFT「AstarFarm Veges」は、ベジポイントに関係するものです。

2022年11月時点では開発途中の部分もありますが、ベジポイントに関連して実装が予定されている機能をここで紹介します。

野菜を食べられるとベジポイントが貯まる

野菜を虫に食べられてしまうとASTRを獲得できませんが、代わりにベジポイントがもらえます。

逆に言えば、順調に野菜を育てられている場合はベジポイントを獲得できません。

野菜を育てるのに時間がかかることも踏まえると、畑だけでベジポイントを貯めるのは難しいといえるでしょう。

溜まったベジポイントでガチャを回せる

ベジポイントを貯めると、今後実装予定のガチャを回せるようになります。

ガチャの景品には、NFTやゲーム内アイテムのほかに、実物も用意される予定です。

具体的な内容は伏せられていますが、他プロジェクトとのコラボNFTもガチャの賞品になるようです。

NFTを飾ってベジポイントを獲得できる

AstarFarm VegesのNFTはゲーム内に飾ることができ、飾っている間は一日一回ベジポイントを受け取れます。

AstarFarm

飾れるNFTの数は1つだけですが、所有しているNFTの数に応じたベジポイントの獲得が可能です。

NFTは2022年9月に1つ600ASTRで販売を開始しました。

なお、NFTにはリビルド機能が実装される予定で、NFTにベジポイントを与えることで3段階の成長ができるようになるようです。

まとめ:ASTRを預けてみるのもアリ

AstarFarmはDeFiサービスのようにASTRを預けて稼ぐことができるゲームです。

カルビー社とコラボした実績があるので、これからも同じくらいの規模の企業やプロジェクトと提携する可能性があります。

Astar Networkの拡大とともに成長する見込みがあるため、いまからASTRを預けて野菜を育てるのを検討してみてください。

実装予定のガチャが気になるのであれば、NFTを購入してベジポイントを貯めるとよいでしょう。

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