Astar Networkを利用するのであれば、送金や売買などの取引をする際にASTRを用意する必要があります。

しかし、仮想通貨に慣れていない人にとって、ASTRを手に入れる方法はわかりづらいでしょう。

この記事では、ASTRを購入する方法を紹介し、どの方法が向いているかを解説します。

この記事のザックリ要約!

✅紹介する方法は「国内取引所のみ利用」「海外取引所も利用」「JPYCからスワップ(交換)」「他チェーンからブリッジ」の4つ

✅手間がかからないのは、JPYCをスワップする方法

✅手数料を抑えやすいのは、海外取引所を経由する方法

ASTRを買いたいけど購入方法がわからないという方は、本記事を参考にしてください。

2種類のウォレットについて

購入方法を解説する前に、仮想通貨を保有するためのウォレットについて解説します。

Astar NetworkはPolkadotのネットワークとそれ以外のネットワークを橋渡しする目的で開発されました。

そのため、Astar Networkで利用できるウォレットには以下の2種類が存在します

・ネイティブウォレット:Polkadotのネットワークで使うもの(Polkadot.jsなど)

・EVMウォレット:イーサリアムなどのネットワークで使うもの(MetaMaskなど)

Astar上の多くのサービスは両方のタイプに対応していない場合が多いので、サービスに応じてウォレットを使い分けなければなりません。

たとえば、仮想通貨取引所からASTRを送金する場合、ネイティブウォレットのみ受け取ることができます。

NFTマーケットやDappsでは、EVMウォレットのみ利用できるところが多いです。

異なるタイプのウォレット間で送金はできる

Astar Portalは公式が提供しているサービスで、タイプが違うウォレット間でASTRの送受金が可能です。

この記事で紹介する方法1と方法2では、Astar Portalを利用してネイティブウォレットからEVMウォレットへASTRを渡します。

EVMウォレットからネイティブウォレットに仮想通貨を移動させることもできるので、必要になったら利用してみてください。

なお、方法3と4ではAstar Portalの送金機能は利用しませんが、場合によってはfaucet機能を利用します。

方法1:国内の取引所でASTRを購入する

bitbank

1つ目の方法は、国内の仮想通貨取引所でASTRを購入し、ウォレットに送金する方法です。

海外の取引所をなるべく利用しない方法なので、信頼性の高いサービスで安心して実行できるメリットがあります。

ただし、2種類のウォレットを用意しなければならないため、ほかの方法より複雑に感じるかもしれません。

なお、この方法で準備するものは以下のとおりです。

bitbank(ASTRを購入できる国内取引所)

polkadot.js(ネイティブネットワークに対応したウォレット)

MetaMask(EVMに対応したウォレット)

2022年11月時点でASTRを扱っている国内取引所はbitbankだけなので、事前にbitbank口座を開設しておいてください。

口座開設に時間がかかる場合もあるため、ASTRを使う予定が決まっているのであれば早めの手続きが必要です。

ウォレットは両方ともブラウザの拡張機能としてダウンロードできるので、インストールしてアカウントを作成しましょう。

1.bitbankでASTRを購入する

bitbankの口座を開設し、入金した日本円でASTRを購入しましょう。

bitbankで日本円の入金画面を開くと入金用口座が表示されるので、指定された口座に日本円を振り込んでください。

日本円がbitbankの口座に反映されたら、取引所もしくは販売所でASTRを購入します。

取引所は手数料を抑えて購入しやすいですが、表示されている情報が多いため難しく感じるかもしれません。

取引に慣れていないうちは、販売所を利用してASTRを購入するとよいでしょう。

2.ASTRをpolkadot.jsに送金する

bitbankのASTRはEVMウォレットに対応していないため、bitbankからMetaMaskに直接送金できません。

そのため、購入したASTRをネイティブウォレットであるpolkadot.jsに送金します。

bitbankの出金画面で出金先と出金金額を入力し、送金を実行しましょう。

出金先には、polkadot.jsでアカウントごとに表示されているウォレットアドレスをコピーしたものを貼り付けてください。

ASTRの最低出金額は10ASTR、出金手数料は2.5ASTRです。

今後の取引ごとにガス代として少量のASTR(0.01ASTR程度)を支払うことも考慮したうえで、出金するASTRを決めましょう。

3.Astar Portalを利用してASTRを移す

polkadot.jsにASTRが届いたら、Astar Portalの送金機能でMetaMaskへASTRを移動させます。

Astar Portalにpolkadot.jsを接続し、メニュー「Assets」でASTRの「Transfer」リンクから送金画面に入りましょう。

送金先にMetaMaskのウォレットアドレスを入力し、送金したいASTRの金額を決めたら送金を実行してください。

なお、MetaMaskに着金したASTRを確認するには、Astar Portalに接続するウォレットをMetaMaskに変更すれば手っ取り早いです。

MetaMaskにAstar Networkを追加していない場合は、接続時にネットワークの追加を許可する必要があります。

方法2:海外の取引所でASTRを購入する

OKX

2つ目の方法では、海外の仮想通貨取引所でASTRを購入することで、かかる手数料を抑えられます。

なぜ手数料を抑えられるかというと、出金手数料がかからない取引所と仮想通貨で出金をおこなうからです

たとえば、国内取引所のBITPointはASTRを取り扱っていませんが、取引所での取引や仮想通貨の出金に手数料がかかりません。

方法2で用意するものは以下の4つです。

BITPoint(なるべく手数料がかからない国内取引所)

OKX(ASTRを購入できる海外取引所)

polkadot.js(ネイティブネットワークに対応したウォレット)

MetaMask(EVMに対応したウォレット)

2つの仮想通貨取引所を利用するため手間はかかりますが、お金を節約したい場合はこの方法を選ぶとよいでしょう。

なお、ここでは手数料の安さからBITPointを例に紹介していますが、現物取引した仮想通貨を受け取るのに1日以上かかるデメリットがあります。

素早く取引したいのであれば、別の国内取引所を比較して手数料の安いところを利用してみてください。

1.BITPointで好きな仮想通貨を買う

方法1と同様に、まずはBITPointに日本円を入金して仮想通貨を購入します。

BITPoint

BITPointの入出金画面でJPYの入金を選び、日本円を銀行口座から振り込んでください。

日本円を振り込んだら、メニューの「コインを買う」または「BITPOINT PRO」で好きな仮想通貨を購入しましょう。

マイナーな通貨(JMYやLNK)では後の工程で二度手間になる可能性があるので、BTCやETHなどのメジャーな通貨を買うのがおすすめです

2.OKXに送金する

BITPointで購入した仮想通貨を、OKXの口座へ送金します。

OKXを利用する理由は、ASTRの出金手数料がかからないからです。

OKXでは日本語表示ができないので、英語が難しければCoinExなどの日本語表示が可能な海外取引所を利用しましょう。

OKXの口座アドレスを確認するには「Assets > Deposit」を選択して入金画面を開き、入金したい仮想通貨を選択します。

入金先(Deposit to)では「Funding account」と「Trading account」のどちらかを選べるので、取引に利用できるTrading accountを選択してください。

アドレスを確認できたら、BITPointの出金画面で出金先にアドレスを貼り付け、出金を実行しましょう。

3.OKXでASTRを購入する

入金した仮想通貨を使ってASTRを購入します。

「Trade > Convert」もしくは「Trade > Basic trading」で仮想通貨からASTRに換金しましょう。

Basic tradingで取引する場合、ASTRを取引するためにいったんUSDTまたはUSDCのどちらかに交換する必要があります

USDTとUSDCは、どちらも米ドルとほぼ同価格のステーブルコインなので、どちらと交換しても構いません。

手持ちの仮想通貨をステーブルコインと交換し、ステーブルコインをASTRと交換してください。

4.ASTRをウォレットに送る

あとの手順は、方法1の2以降と同様です。

OKXからpolkadot.jsへASTRを送金し、Astar Portalを利用してMetaMaskに移しましょう。

ちなみに、OKXの出金画面は「Assets > Withdraw」から開きます。

方法3:JPYCからスワップ

JPYC

3つ目の方法は、日本円で購入できる仮想通貨JPYCをMetaMaskに送り、スワップサイトでASTRに交換する方法です。

この方法で事前に用意しておくものはMetaMaskウォレットのみです。

1つのウォレットで完結でき、ほかの方法より手間がかからないというメリットがあります。

ただし、JPYCを購入する際の最低購入額が3000円と大きめなので、少額のASTRを手に入れたい場合は不向きといえるでしょう。

1.JPYC販売所でJPYCを購入する

JPYC AppsのJPYC販売所サービスを利用して、日本円でJPYCを購入します。

JPYC Apps

ネットワークには「Astar」を、送信先アドレスにはMetaMaskのウォレットアドレスを入力してください。

次の画面に進むと振込先の銀行口座が表示されるので、指定された口座に日本円を振り込みましょう。

入力した内容等に問題がなければ、MetaMaskに直接JPYCが届きます。

2.ArthSwapでASTRにスワップする

仮想通貨をスワップできるスワップサービスArthSwapを利用して、JPYCからASTRにスワップします。

ArthSwap

ArthSwapにMetaMaskを接続して、スワップするJPYCの数量を入力しましょう。

スワップ時に、0.3%のスワップ手数料がかかる点に注意してください。

受け取るASTRの量に問題がなければスワップを実行しましょう。

注意. ガス代はAstar Portalでもらえる

スワップを実行する際、スワップ手数料だけでなくガス代もかかります。

ガス代を支払うぶんのASTRは、Astar Portalのfaucetを利用して手に入れましょう。

Astar PortalにMetaMaskを接続して「Assets」のASTR欄内にある「faucet」リンクをクリックすれば、0.01ASTRを入手できます。

なお、faucetはあくまでガス代をカバーするための機能なので、連続で使用することはできません。

方法4:他チェーンからブリッジ

cBridge

4つ目は、Astar Network以外のブロックチェーンから仮想通貨を移動させる(ブリッジする)方法です。

この方法であれば、すでに持っている仮想通貨をASTRに交換できます。

とはいえ、ブリッジする際には移動元のブロックチェーンのガス代やブリッジ手数料がかかります。

移動元のブロックチェーンによっては、海外取引所にいったん入金してからウォレットに送金したほうが、ブリッジするよりも手数料が安くなるでしょう。

1.cBridgeでブリッジする

cBridgeを利用して、別のブロックチェーンから仮想通貨をブリッジします。

利用するウォレットを接続し、ネットワークを移動元のブロックチェーンに切り替えてください。

ブリッジできる仮想通貨の種類は、選択しているネットワークによって異なります。

持っている仮想通貨をブリッジできない場合は、対応しているものにあらかじめスワップさせておきましょう。

金額を入力し、受け取る仮想通貨の量を確認したら、ブリッジを実行させてください。

2.ブリッジした仮想通貨をスワップする

ブリッジした仮想通貨をASTRにスワップします。

方法3の2と同様に、ArthSwapのスワップ画面で仮想通貨を交換しましょう。

スワップに使うASTRがない場合は、Astar Portalのfaucet機能を利用してください。

まとめ:状況に応じて方法を選ぼう

この記事では、以下の4つの方法を紹介しました。

方法1. 国内取引所→Astar Portal

方法2. 国内取引所→海外取引所→Astar Portal

方法3. JPYC販売所→スワップサイト

方法4. ブリッジサイト→スワップサイト

1の方法は、国内や公式のサービスを利用するため信頼性が高く、トラブルが起きにくいです。

2の方法は、手数料を抑えやすいうえに、ほかの仮想通貨を購入する場合にも応用しやすいでしょう。

3の方法は、購入した仮想通貨が直接ウォレットに入れられるので手間がかかりません。

4の方法は、別のブロックチェーンですでに仮想通貨を持っている人向けです。

手数料や手間を比較したうえで、自分に適した方法を選択しましょう。

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