NFTウォレットってなに
NFTウォレットはどれを作成したらいい?
作成するときの注意点を知りたい
こんな悩みを解消します。
NFTを始めるときは必ずウォレットを作成しないといけません。ですが、そもそもウォレットとは何か?どんなウォレットを作ればいいのかがわかりませんよね。
そこでこの記事では、ウォレットの意味、どんなウォレットを作ればよいのかについて解説します。
NFTウォレットは詐欺が非常に多いので、適当に作ると個人情報が簡単に抜き取られますから、必ず予備知識が必要です。
記事を読み終えれば、ウォレットの意味がわかり、詐欺に遭わずにウォレットを作れます。
NFTウォレットとは
NFTウォレットは、現実世界でいう「財布」のようなもの。
ウォレットを作成することで、取引所で購入した仮想通貨を送金し、NFTを買えるようになります。
つまり、NFTに触るにはウォレットの作成が必須なわけです。
NFTウォレットには種類があり、適当に作ってしまうと詐欺師が作った偽サイトで個人情報を抜き取られてしまう。なんてこともありますので、正しいウォレットを作らなければいけません。
※どのウォレットを作ればよいのかは、後述していますのでご安心ください。
また、NFTウォレットは購入したNFTのデータを管理しておくためのものでもあります。
NFTウォレットには所有しているNFTの秘密鍵が登録されていて、秘密鍵を持っている人がNFTの所有者になります。
秘密鍵はNFTを所有するためのパスワードみたいなイメージで大丈夫です。
秘密鍵の役割は、NFTを売買するとき、秘密鍵を使って新しい所有者にNFTを送る役割を持っています。
逆に言えば、所有しているNFTの秘密鍵をなくしてしまうとあなたの持っているNFTが無断で盗られます。
NFTで稼いでいる人からしたら、資産すべて奪われるようなものです。
それくらい価値の大きい役割を持つウォレットですが、価値が大きいだけに盗もうとしている詐欺師が増えています。
では、一体どんなウォレットを作れば安全なのか、ウォレットの種類を見ていきましょう。
NFTウォレットを選ぶポイント
どんなウォレットを作れば良いのか、ポイントは次の通り。
マーケットプレイスに対応しているウォレット
- 日本語対応をしているウォレット
- 端末に対応しているウォレット
1つずつ解説していきます。
マーケットプレイスに対応しているウォレット
NFTを売買するマーケットプレイスに対応していないと使えないため、自分がNFTを売買したいマーケットプレイスに対応しているウォレットを作成しましょう。
NFTマーケットプレイスの規模が世界最大のopenseaだと、対応しているウォレットは以下の種類
- MetaMask
- Authereum
- Dapper
- Torus
- Fortmatic
この中から選ぶ必要があります。おすすめのウォレットは後述しますね。
日本語対応をしているウォレット
ウォレット作成は日本語対応しているものが便利です。
仮想通貨は基本英語なので、読めないといちいち翻訳をしながら作業しなければいけないし、翻訳の精度が正確でなかったときに間違った操作をしてしまう恐れがあります。
作業効率を考えて日本語対応のウォレットを選ぶのが簡単でしょう。
端末に対応しているウォレット
NFTを始める端末に対応しているウォレットを選びましょう。
基本的にNFTはPCで取引されるので、自身が持っているPCの端末に対応しているウォレットを選ばないと、NFTを始められません。
次に、3つのポイントをすべて満たしている安全なウォレットを紹介します。
NFTウォレットはMetaMaskがおすすめ
NFTウォレットは「MetaMask」一択レベルでおすすめです。
MetaMaskがおすすめな理由は以下の通り。
- 無料で使える
- 日本語対応している
- Opensea対応している
MetaMaskはウォレットの中でも最もメジャーと言えます。
無料で使えますし、世界最大のマーケットプレイスのopenseaとも対応しています。
作成する際も、基本PC端末や日本語対応しているので翻訳せずとも作れますね。
一方で、一部デメリットもあります。
それはハッキングリスクです。
ハッキングされてしまうとウォレットに入れている資金が失われてしまいます。
失ってもダメージが少ない小額から始めましょう。
また、ウォレットは利用者の個人情報が直接絡んでくるので詐欺が横行しています。
特に多いのは、偽のMetaMaskサイトからウォレットを作成させて、そのまま個人情報を奪ってしまおうという詐欺。
詐欺に遭わないために、本物のMetaMaskサイトから作らなければいけません。
下記のURLは本物です。
MetaMask - ブロックチェーンアプリへの暗号財布とゲートウェイ
NFTウォレットの注意点
ウォレットを作成するときの注意点を解説します。
ウォレットは作成してからも管理もきちんと行わないと簡単に詐欺に遭います。
特に気を付けるべき注意点は次の通り。
- 送金時のアドレス入力は指差し確認
- 個人情報は手書きで保存する
1つずつ解説していきます。
送金時のアドレス入力は指確認
仮想通貨をウォレットに送金するときに、ウォレットに表示されるアドレスを入力する必要があるのですが、間違ったアドレスを入力してしまうと自分のウォレットにお金が入金されず消えます。
事故を防ぐために、アドレスの入力時は指差しで確認しながら入力しましょう。
それでも心配な方は、一旦小額で送金し、無事に送金されているか確認出来てから残りを送金すると確実です。
仮想通貨の世界はわずかなミスでお金が簡単に消えます。慣れるまでは慎重に行いましょう。
個人情報は手書きで保存する
ウォレットを作成に伴うパスワード、シードフレーズなどの個人情報は紙に手書きでメモして保存しましょう。
なぜなら、PCのメモ欄やiPhoneのメモ帳で管理しておくとあっさり盗まれる場合があります。
仮にパスワードなどが盗まれたらどんな被害を受けるかというと、パスワードを使ってあなたのウォレットに誰でも入れるようになってしまい、お金やNFTを盗まれます。
普段の日常からは考えられないくらい仮想通貨の世界は危険ですよね。
万が一を防ぐためにも、個人情報はアナログな方法で管理しておくことをすすめします。
NFTウォレットを狙った詐欺の事例
NFTウォレットを狙った詐欺の事例を紹介します。
事例を知っておくことで、詐欺に遭わないよう気を付けられるので、確認しましょう
頻繁に起こっている詐欺はこちら
有名人を装った詐欺
- 偽アプリをインストールさせる詐欺
- サポートを装った詐欺
- ウイルスを送る詐欺
1つずつ内容を解説していきます。
有名人を装った詐欺
NFTのインフルエンサーを装ってサポートを要求してくる詐欺です。
この詐欺の卑怯なところは、インフルエンサーの権威性を借りて個人情報を盗むので、かなり悪質。
仮想通貨に詳しい有名人と思って安易に情報を教えてしまうのは危険です。
仮に本物の有名人でも、できる限り聞いたりせずに個人で調べながら行うのが安全。
自分の資産は自分で守りましょう。
偽アプリをダウンロードさせる
偽のウォレットアプリをダウンロードさせて、ウォレット情報をすべて盗む詐欺です。
現に、MetaMaskの偽サイトは世の中にたくさんあります。中にはGoogleの広告枠を買って検索時に上位表示させる手法も。
ウォレットを作るときは必ずサイトからダウンロードや、SNSの公式アカウントから登録することを推奨します。
サポートを装った詐欺
有名人を装った詐欺と似ていますが、botを利用した詐欺もあります。
手法は、SNSでウォレットに関する単語などをつぶやくと「作業にお困りでしょうか?」と、サポートを装ったリプライが来ます。
リプライに添付されているファイルを開いてしまうと、ウォレットのパスワードやシードフレーズを聞かれて、教えてしまうと資産が奪われる詐欺ですね。
すべてスルーして、わからないことがあっても自分で調べましょう。
ウイルスを送る詐欺
NFTの仕事依頼を装って、ウイルス入りのファイルを送ってくる詐欺があります。
ファイルを開くとPC内にウイルスが入ってしまい、所有している仮想通貨やNFTの情報が盗まれます。
実際に、ウイルス詐欺に遭った人で500万円以上盗まれてしまった方もいるそう。
詐欺に遭わないために、基本的に人から送られてきたファイルは開かないようにしましょう。
NFTウォレットを作成してNFTを始めてみよう!
今回はNFTウォレットの特徴や注意すべき点を解説しました。
おさらいすると、ウォレットは現実世界で言う「お財布」。
ウォレットを作らないとNFTの売買ができないです。
ウォレットを作る際は、日本語対応やopenseaに対応している「MetaMask」で作成しましょう。
ウォレットの注意点
- 送金時のアドレス入力は指差し確認
- 個人情報は手書きで保存する
NFTは常に気をつけていないと少しのミスが命取りになります。
これからNFTを始める方は、ぜひ注意点を意識してウォレットを作成しましょう。
そして、この先も新しい詐欺は次々と現れてくるでしょう。
怪しいと感じたファイルやサイトは開かないで基本スルーが大切です。
詐欺に気をつけてNFTを楽しみましょう!