【NFT】NFTを使って音楽を売ろう!仕組みとメリット、デメリットについて

・自分の作った音楽を日本だけじゃなく、世界中の色んな人に売りたい

・その人のためだけの曲を売りたい

と考えている方。今形のないデジタル作品を販売するNFTというものが市場を拡大して行っています。

単語だけは聞いたことある、興味はあるけど複雑そうという方に向けて、NFTというものがなんなのかから、実際に販売したり、購入する方法についてこちらの記事では簡単に説明していこうと思います。

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1.そもそもNFTって?

一言で言えば、「唯一無二の、形のない電子データの所有権」のことを指しています。

正式名称は代替不可トークンといます。

その名の通り、変えの効かない証拠品、という意味です。

ブロックチェーンという過去の取引記録を記録を鎖のように繋げまで保存しておく技術を用いることで、情報をより複雑にすることで偽造やコピーを難しくすることで、唯一無二のデータであることを証明できるような仕組みになっています。

現在NFTはトレンドとして浸透してきています。NFT市場は現在、ますますの拡大を見せており、取引高はどんどんと上昇してきています。DappRaderの市場レポートによると、今年の7~9月にかけてで、4~6月と比べておよそ700%の上昇がみられる結果となりました。

現在は日本含めた世界の著名人も利用しており、一般の人間の知名度も上がってきていることから身近な概念として浸透していくこととなるでしょう。

2.NFTとして販売できるもの

それでは、NFTとして販売できるものにはどのようなものがあるのでしょうか。

例えば、以下のような商品をNFT市場で販売することが可能です。

・音楽

・画像

・動画

・デジタルイラスト

・ゲーム

・Twitterのツイート など

このように、さまざまな電子データを対象に適用し、販売を行うことが可能です。

基本的に、電子データの作品や発言などであれば、どのようなものであっても対象となります。ただし、お金やポイントのようなFT(代替可能なもの)に当てはまるものにはNFTは適用できないので、その点は注意が必要です。

3.NFTのメリットとデメリットって?

NFTを音楽に導入するメリットして、以下のような点が挙げられます。

・データの所有権を明確にすることができる

・コピー、偽造などが不可能

・確実性が保障される

このように、ブロックチェーンのメリットである「データの唯一性を高めてくれる」という点に基づいたメリットを得ることができます。

また、NFT市場は日本だけでなく世界規模のもののため、自分の音楽が海外の人の目に触れる機会が増えることで、世界の人に評価される可能性があるというのもメリットの一つです。

一方で、デメリットは以下のような点です。

・手数料が高い

・あくまで所有権を主張するものであり、作品

自体のコピーを禁止するものではない

そのため、作品自体のコピーを不可能にするためのものではないのでその点に注意しましょう。また、最近新規に生まれた概念のため、まだまだ販売に関するルールが定まり切っていないという点も問題の一つとして挙げられます。

4.NFT音楽の作成方法

NFT販売のために必要なものはとても少なく、以下の3つがあれば作成から販売までを行うことが可能です。

・自分が作成した音楽

・NFTコンテンツを取引するサイトのアカウント

・ブロックチェーン処理を行うための資金

資金については一つ注意点があります。

ブロックチェーン処理を行うための資金は円やドルのような通貨ではなく、仮想通貨であるETH(イーサリアム)と呼ばれる通貨になっています。ビットコインに次ぐ時価総額を誇る仮想通貨になりますが、扱うにあたって仮想通貨に関する知識を理解しておくと良いでしょう。

NFT音楽を作成する手順は、以下の通りになります。

(こちらの記事では、OpenSeaを使った手順を紹介していきます。)

1.OpenSeaのアカウントを作成し、仮想通貨を入金したウォレットサイト(アプリ)と連携してETHによる支払いを可能にする

2.マイコレクションに作品を追加する

3.作品のNFT化

手順としてはたったこれだけです。決して難しい内容は存在しないため、誰でも簡単にNFT音楽の販売を行うことが可能です。

5.NFT音楽の購入/販売方法について

まずは作成したNFT音楽を販売する方法についてですが、4で音楽のブロックチェーン処理が完了していれば、必要情報を入力するだけで簡単に出品を行うことが可能です。

この時一つ注意しておいてほしいことは、NFT市場は世界規模のもののため、説明文などは英語で入力した方がいいという点です。

より世界の多くの人に自分の作品を聞いてもらい、購入してもらうチャンスを増やすためにも正しい英語で出品時の情報の入力を行うようにしましょう。

購入についても基本的には作成とほぼ同じ手順で行うことが可能です。流れは以下のようになります。

1.NFTを販売しているサイトの検索機能を使って、欲しい作品を検索する

もしくは検索条件を設定して、一覧の中からお好みの作品を見つける

2.サイトにログインする

(初めて購入する場合は、アカウント登録→仮想通貨のウォレットサイトとの紐付けも合わせて必要になります)

3.作品の購入処理を行う

たったこれだけで完了になります。

NFTを販売しているサイトのアカウントと、仮想通過の取引用のサイト(アプリ)を紐付けした上で、販売されている商品の中から欲しいものを見つけて、購入を行うだけです。

6.NFT音楽を販売するおすすめのサイト

ここではOpenSeaをメインに取り上げてきましたが、他にも様々なサイトでNFT音楽の販売を行うことが可能です。

こちらの項目では、いくつかのサイトと簡単な特徴をご紹介していこうと思います。

6-1.OpenSea

特徴としては、

・世界最大級の市場規模を誇る

・ユーザー数が多い

ことです。海外の人に向けて作品を発信したい、と考えている方はこちらのサイトを選ぶことをお勧めします。

OpenSea, the largest NFT marketplace

6-2.Rarible

OpenSeaに並ぶ市場規模を誇るNFTの販売サイトになります。特徴としては、RARIという独自の通貨を用いる必要がある点です。

RARIは日本では取引所が存在しないため、海外の取引所を利用しなくてはならないことに注意してください。

Rarible – Medium

日本のNFT市場には以下のようなサイトが存在していますが、

・現在NFT音楽は取扱対象となっていない

・プロ以外の人が出品できない

ため、今後に期待という現状です。

NFTマーケットプレイス「Adam byGMO」

7.まとめ

・NFT音楽を販売するためにはブロックチェーン処理というデータが唯一のものであるということを保証するための処理を行う必要がある

・ブロックチェーン処理やNFT音楽を販売するためにはETHという仮想通貨が必要

・NFT市場は世界規模のため、世界の人に自分の作品を見てもらえ、購入してもらえる可能性があるというメリットがある

自分の音楽の価値を高めるために使用することができるのがNFTです。

こちらのサイトを読んで気になった方は、一度そのような手法を考えてみるのもアリではないでしょうか?

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