2021年10月、スポーツブランド最大手のNIKEがNFT商標登録申請を行いました。
NFTが話題になっている現在、有名ブランドであるNIKEがNFTに関わってくるのは、NFTをより身近に感じさせますよね。
「NIKEがNFT商標登録申請?なんで?」
「商標登録して何するの?」
こんな疑問を持っている方もいると思います。
また、NIKEがNFT商標登録申請していることを初めて知った方もいるでしょう。
そこで今回は、NIKEのNFT商標登録申請について紹介します。
・NIKEがNFT商標登録申請した内容
・NIKEが商標登録した未来とメタバース
この記事を読むことによって、NIKEのNFT商標登録についての概要は掴めるはず。
近い未来、身近になってるであろうメタバースの世界が待ち遠しくなるでしょう。
ぜひ、最後までお読みください。
NIKEがNFT商標を申請!内容は?
引用:NIKE
大手スポーツブランドのNIKE(ナイキ)が、バーチャルグッズの商標申請をしたというニュース。
スニーカーやスポーツウェアなど、現実世界で使用する商品を販売しているNIKEが、バーチャルグッズの商標申請をしたということはどういうことなのでしょうか?
NIKEとNFTは、違う世界に存在していそうですが、最近の世界ではそうでもないんです。
NIKEがNFT商標申請した内容について以下の4つの点を紹介します。
・NIKEが米国特許商標庁に7件の書類を提出
・どのようにNIKEは商用化する?
・NIKEの副社長がブロックチェーンネットワークのアドバイザー!?
・【2019年】NIKEのスニーカーをイーサリアムでトークン化する特許を取得
NIKEが米国特許商標庁に7件の書類を提出
2021年10月27日、NIKEは米国特許商標庁に7件の書類を提出しました。
商標登録の内容は、「NIKE」「Jordan」「Just Do It」「スウッシュ」のロゴを利用したデジタルグッズに関するもの。
デジタルグッズには、スポーツ用品をはじめ、シューズやウェア、キャップ、サングラスなどのアイウェア、バッグやバックパック、アート、おもちゃなど多岐に渡っています。
これらのデジタルグッズは、オンラインやメタバース(仮想空間)で使用されることを想定。
また、デジタルグッズをアプリにダウンロードできる設計なども、特許の中に盛り込まれているとのことです。
今回の商標申請の目的は、ダウンロード可能な仮想商品において、NIKEの商標を保護すること。
どのようにNIKEは商用化する?
引用:NIKE
NIKEがバーチャルグッズの商標申請をしましたが、どのように商用化していくのでしょうか?
残念ながら、商標申請した段階では、どのように商用化するかは明らかにされていません。
今後、バーチャルグッズが商標登録された段階で、何らかの発表があるのではないでしょうか?
どのように商用化されるのか、期待が高まりますね。
Nike Directの副社長がブロックチェーンネットワークのアドバイザー!?
引用:crunchbase
Nike Directの副社長であるDaniel Heafは、ブロックチェーンネットワークのLUKSOのアドバイザーを務めています。
このことから、NIKEがNFTを展開するのではないかと言われていました。
今回のNIKEの商標登録申請は、NFT展開の第一歩となるのではないでしょうか?
【2019年】NIKEのスニーカーをイーサリアムでトークン化する特許を取得
NIKEは、2019年12月10日にイーサリアムのブロックチェーンでシューズをトークン化する特許を取得しています。
NIKEの一部のシューズにトークンIDを発行して、所有者IDとトークンIDをリンクさせることで、シューズの所有権を取得することができるようになりました。
このトークン化によって、購入したシューズがNIKE製品であると証明することが可能となったわけです。
これらのトークンは「CryptoKicks」と呼ばれています。
このように、NIKEは以前からブロックチェーンという新しい技術を活用していたのです。
NIKEがNFT商標を取得した未来はメタバース参入?
NIKEはなぜ、商標登録を申請したのでしょうか?
NIKEが想い描く未来、気になりますよね。
NIKEが商標登録した先には、メタバース参入の可能性があるとされています。
ここでは、NIKEとNFTとメタバースについての関係を3つの点から紹介。
・NIKEだけじゃない!Facebookもメタバースに注力している
・NIKEだけじゃない!高級ファッションブランドがデジタルグッズをリリース
・NIKEだけじゃない!日本初のバーチャルスニーカーが9分で完売
NIKEだけじゃない!Facebookもメタバースに注力している
引用:moguraVR
2021年10月28日、Facebookは社名を「Meta」に変更しました。
最高経営責任者Mark Elliot Zuckerbergによると、「SNS事業に加えて、「メタバース」の構築に事業が広がっているため、事業の全てを表す社名にした」とのこと。
あのGAFAの1つであるFacebookが、メタバースに注力しているということからも、これからの世界の流れはメタバースになっていくと予想されます。
またZuckerbergは、「メタバースにショッピング機能も備えられる」と発言していました。
NIKEもバーチャルグッズの商標登録をすることによって、メタバース内でのグッズ販売を考えているのではないでしょうか?
NIKEだけじゃない!高級ファッションブランドがデジタルグッズをリリース
NFTの流れは、NIKEだけではありません。
2021年年5月、Gucci(グッチ)が2021秋冬ファッションコレクション関連のNFTをオークションに出品しました。
その後も、Burberry(バーバリー)やDolce&Gabbana(ドルチェ&ガッバーナ)もNFTを発売しています。
また、Louis Vuitton(ルイ・ヴィトン)はNFTを活用したモバイルゲームをリリースしています。
メタバースの時代が来ることを予想して、それぞれのブランドがNFTに参入しているのは必然かもしれませんね。
NIKEだけじゃない!日本初のバーチャルスニーカーが9分で完売
引用:PR TIMES
日本からもNFTのバーチャルスニーカーが発売されています。
株式会社1SECは、一点物のNFTのコレクタブルバーチャルスニーカー 「AIR SMOKE 1™」を出品しました。
この「AIR SMOKE 1™」は9分で完売し、約140万円という値がつきました。
日本にもNFTの流れが来ていて、NFTのバーチャルグッズがこれからもどんどん登場していくことでしょう。
NFTのバーチャルグッズがメタバース内で購入できる未来、楽しみですね。
まとめ
いかがだったでしょうか?
NIKEがNFT商標登録申請をしたことや、NIKEのメタバース参入についても紹介しました。
・NIKEが7件の商標登録申請を行っている
・商用化はまだ発表されていない
・NIKEはNFTバーチャルグッズによってメタバースに参入する可能性が高い
スポーツブランド最大手のNIKEがNFTバーチャルグッズを引っ提げてメタバースに参入する未来、なかなかおもしろそうですよね。
他のブランドも、この流れに乗ってどんどんメタバースに参入してくるでしょう。
これまでの現実世界からメタバースの世界に移行していく未来、一体どうなるのでしょうか?
そう遠くない未来に期待が膨らみますね。
お読みいただき、ありがとうございました。