「最近ブームのメタバース銘柄に投資をしたいけど、何がおすすめ?」
「今後伸びていくメタバース銘柄の特徴も知りたい」
こんな悩みを解消します。
本記事の内容
- メタバース関連の米国株・仮想通貨コインを紹介
- メタバースと相性がいい企業の特徴
- メタバース関連の企業が伸びる理由
この記事を読み終えれば、投資対効果の高いメタバース関連の銘柄を把握でき、投資の指針になります。
注目されている銘柄を抑えることで銘柄選びで失敗するリスクを軽減できますから、必ず押さえておきましょう。
メタバース関連のおすすめ米国株銘柄5選
まずは、メタバース関連のおすすめ米国株を紹介します。
メタバース関連の米国株に投資することで、メタバースの主流投資である仮想通貨よりリスクを抑えて適度なリターンを見込めます。
しかも、紹介する企業はどれも世界的な大企業なので、ギャンブル性の高い投資にはならない安全性の高い投資対象になるでしょう。
メタバース関連のおすすめ米国株は下記の通りです。
- Meta
- Microsoft
- Nike
- Adidas
- Disney
1つずつ解説していきます。
Meta(メタ)
Metaは先日Facebookが改名した企業です。GAFAに入っていることもあり、誰もが知る大企業の1つですね。
FacebookがMetaに社名変更するのは、企業方針をメタバースに注力する表れなので、投資しておきたい銘柄だと思います。
また、メタバースビジネスに1兆円を投資することも発表しており、Meta社はかなり気合が入っています。
Facebookは世界最大規模の大企業なので、社名変更で世界に与えた影響はかなり大きいです。
その事実として、adidasやNike、日本のIT企業「グリー」など複数の大企業がメタバース領域に参入し始めました。
流れは完全に追い風になっているため、今の内から仕込んでおくと先行者利益の獲得が期待されるでしょう。
なお、adidasとNikeの詳しい解説は後述しています。
Microsoft(マイクロソフト)
MicrosoftもMeta社と並ぶほどの大企業で、ソフトウェア開発・販売を行う企業です。
Microsoftも企業規模としては十分すぎる大きさなので、投資対象は安全性が高いと思われます。
Microsoftは、「Mesh for Teams」というメタバース対応のオンラインミーティングツールを開発しています。
Teamsと言えば、オンラインミーティングのツールの中でも有名で、使いやすいツールになっていますが、メタバース対応が加わればより便利なツールに生まれ変わる可能性が高いです。
たとえば、ミーティングの際に顔出しをする必要がなく、メタバース内のアバターで完結できます。
さらに、メタバース内にPowerPointとExcelが追加される予定で、メタバース内でミーティングやプレゼンが完結してしまう状態になる未来も近いのでないでしょうか。
メタバースは現状だと娯楽で使われる場合が多いですが、Microsoftはメタバースをビジネスツールで採用しており、新しい試みがどう評価されるか期待できます。
Meta for Teamsは2022年前半のリリースされる予定です。
NIKE(ナイキ)
ファッション事業が中心のNIKEがメタバース領域に参加をしています。
具体的なプロジェクト内容も発表されており、オンラインゲームのプラットフォーム「Roblox(ロブックス)」のメタバース内に「NIKELAND」を開設しました。
実際にメタバース事業に取り組んでいる企業だと、投資で考える場合に事業内容が見えて投資判断がしやすいかと思います。
Robloxは自分でメタバースゲームを作成したり、他のユーザーが作成したゲームをプレイしたりできるプラットフォームです。
Robloxに作成されたNIKELANDはNIKEのデザインをモチーフにした設計がされており、様々なゲームを体験できます。
ユーザーはNIKEのシューズや服を身に着けられ、NIKEのブランドとメタバースをうまく組み合わせて事業を展開しています。
NIKELANDの利用者が増えればRobloxの知名度も上がりますし、NIKEのメタバース事業の利益が拡大できて投資効果が高まります。
Adidas(アディダス)
NIKEに続き、同じくファッション事業が中心のAdidasもメタバース領域に参入することを発表しています。
ただ、具体的なプロジェクト内容はまだ明かされていなく、謎に包まれてる状態です。
先日にPOAPと呼ばれるNFTのデジタルバッジを無料配布していて(すでに完売)、メタバース事業を匂わせるような取り組みが目立っています。今後の発表が楽しみですね。
Adidasはファッションを中心として事業を行っている企業なので、メタバース内のファッション事業が予想されるでしょう。
先ほど紹介したPOAPのバッジを所有している人しか購入できないスニーカーや服が出る可能性や、Adidasの新トークンを所有している人しか参加できないコミュニティが発表されたら、投資必須になるでしょう。
Disney(ディズニー)
夢の国で有名なウォルトディズニー社もメタバース事業へ参入する準備をしていると発表しています。
ディズニーはこれまで世界各地でアトラクションやテクノロジーを活用した事業展開をして最高級のコンテンツを提供してきました。
メタバースは娯楽ツールとして利用される場合が多く、アトラクション・テクノロジーを利用した娯楽を提供するディズニー社とはかなり相性が良いと感じるので、期待ができます。
ディズニーは設備の技術が優れているだけではなく、共にコンテンツを利用する人と様々な共有体験するための技術に優れています。
そのため、メタバースを利用したコンテンツは人気が出ることが予想できるでしょう。
メタバースのディズニーコンテンツを利用する人が増えれば、ディズニー社の株価の向上も見込めるので、投資にピッタリだと思います。
メタバースは仮想通貨銘柄と相性が良い
ここからはメタバース関連の米国株ではなく、仮想通貨とメタバースを組み合わせたプロジェクトを行っている銘柄を紹介します。
メタバースは元々、仮想通貨の技術を基盤にしているので、仮想通貨プロジェクトとの相性は良いです。
しかし仮想通貨は値動きが大きく、投資するのが不安に感じる方をいると思います。
そのため本記事では、仮想通貨のメタバース銘柄の中でも値動きが安定している銘柄と、安定性は保証できないが最近注目されている銘柄の2つに分けて紹介します。
仮想通貨は米国株とは違って短期で保有する場合が多いので、現在注目されている銘柄を抑えておくと大きな利益が見込めるかと思います。
しかし、仮想通貨の値動きが大きいのは事実です。投資する際は少額で失っても良い範囲で始めましょう。
仮想通貨のメタバース銘柄3選【安定】
仮想通貨のメタバース銘柄の中でも、継続して安定性のある銘柄を紹介します。
- Decentraland
- Axie Infinity
- The Sandbox
1ずつ解説していきます。
Decentraland(ディセントラランド)
Decentraland(MANA)は、メタバース上で人々が交流をしたりNFTアートの美術館を見たりなど、様々なことをして遊べるゲームです。
感覚としてはマインクラフトやどうぶつの森に近いゲームだと思ってもらえれば大丈夫です。
Decentralandは2015年からリリースされているプロジェクトで、メタバースの中でも最古参になります。
大手企業のコカ・コーラもDecentralandと事業提携をしており、信頼性や注目度は高く魅力的です。
Decentralandの銘柄に投資する以外にも利益を得る方法があり、自分でアイテムを作成して売買したり、土地を購入して貸し出して利息をもらったりなど、様々な方法があります。
アイテムや土地はすべてNFT化されているので価値が生まれます。
12月2日時点では、メタバース銘柄の時価総額も2位に浮上していて、長期スパンで見ても安定性のある銘柄かと思います。
今後、大企業がDecentraland内の土地を購入してビジネスを展開していけば、知名度や利用者が増えて値上がりする可能性があり、投資する価値があると思います。
実際に、芸能プロダクションのASOBISYSTEM社が、Decentraland上に「メタトーキョー」というプロジェクトを開発しており、注目度が高いです。
Axie Infinity(アクシーインフィニティ)
Axie Infinity(AXS)は仮想通貨のメタバース銘柄の中でも、12月2日時点で時価総額1位のNFTゲームです。
ゲーム内のデータをNFT化することで、アイテムやキャラクターに価値を持たせて売買を可能にした元祖NFTゲームの1つになります。
身近なゲームだと、ポケモンが近いです。
フィリピンではAxie Infinityを専業にして生計をたてている人もたくさん存在し、メタバース銘柄で最も人気があるでしょう。
時価総額1位なので、仮想通貨の中でも安定性を兼ね備えていて、大手仮想通貨取引所のBinanceに上場してから1年以上が経過してるため、信頼性もあると思います。
The Sandbox(ザサンドボックス)
The Sandbox(SAND)は、メタバース上のオープンワールドで建築をしたり土地を貸し出したりしてお金を稼ぎながら遊べるゲームです。
12月2日時点ではメタバース銘柄の中で時価総額が5位で、マインクラフトのメタバース版だと思ってもらえれば大丈夫です。
しかし、ゲームの仕組みがDecentralandと似ていて少しわかりづらいですよね。
The SandboxとDecentralandの違いは、デザインの違いにあります。
The Sandboxはブロックデザインが主体のデザインの一方、Decentralandはよりリアル空間に近づけたデザインになります。
どちらにせよ、上記2つのメタバース銘柄は現実世界の体験をメタバース上で行える仕組みになっています。
ソフトバンクグループの「Vision Fund2」も約105億円を投資していて、大企業からの信頼も勝ち取っているので期待ができます。
ただ、The Sandboxはまだリリースがされていなく、2021年第一四半期にリリースされる予定です。つまり、実態の投資価値はまだわからないのです。
まだリリースされていないのにここまで注目されているので期待値は大きいですが、ゲームがリリースされた後の評判が悪ければ値段が下がる可能性があります。
そのため、投資する価値はあると思いますが、少額投資に抑えておきましょう。
注目度の高い仮想通貨のメタバース銘柄2選
メタバースの仮想通貨銘柄の中でも、最近注目されている銘柄を紹介します。
先ほど紹介した3つよりかは安全性に欠けますが、どれも注目されている銘柄で、少額でもある程度のリターンを求められる銘柄です。
投資は自己責任なので、今回の解説をぜひ参考にして投資判断をしてみてください。
紹介する銘柄は下記の通りです。
- Enjin Coim
- Illuvium
1つずつ解説していきます。
Enjin Coin(エンジンコイン)
Enjin Coin(ENJ)は、「Enjin platform」というオンラインゲームのプラットフォームで利用される仮想通貨です。
Axie Infinityなどと同じく、ゲーム内のアイテムを売買して稼げるメタバースゲームの1つです。
注目されている理由は、すでに世界で2000万人以上のユーザーが利用していて、取引量も増加傾向にあるからです。
ユーザー数が多ければ取引量も増加していくので、価格が上がりやすく注目されています。
Enjin platformはゲーマーから多大な人気を集めており、今後さらにゲームが追加されたり人気のゲームが追加されたりすれば、利用者が増えて投資価値はさらに上がるでしょう。
Illuvium(イルビウム)
Illuvium(ILV)は、メタバース上でキャラクターを使って戦いを繰り広げるゲームで、仮想通貨のETHを賭けて戦えるゲームです。
まだリリースがされていなく、The Sandboxと同様に先行投資で注目を浴びている銘柄になります。
ETHを賭けて戦える独自のルールを持っているので、バトルで勝ち続ければひたすらETHが獲得できる魅力的な特徴があります。
また、「Immutable X」というプロジェクトと提携しており、Immutableはイーサリアムの課題であるガス代急騰や取引の重さを解決できるプロジェクトです。
ImmutableはContinue Capitalを始めとした大手ファンドから100億円以上の資金調達をしているため、提携しているIlluviumも注目が高まっています。
2022年にリリースされる予定なので、Enjin Coinのようにリスクはありますが、少額で投資する価値はあると思います。
メタバースの銘柄が今後伸びていく理由
メタバース銘柄が今後伸びていく理由について解説していきます。
伸びる理由は3つあります。
- 仮想通貨やNFTの発展
- テクノロジーの発展
- 大手企業が参入している
1つずつ解説していきます。
仮想通貨やNFTの発展
仮想通通貨やNFTが発展していくと、関連するメタバースも付随して市場が伸びていくでしょう。
なぜなら、メタバースの基盤は仮想通貨のブロックチェーンやスマートコントラクトの技術が必要で、かつNFTにして非代替性を付ける必要もあるからです。
そして、仮想通貨やNFTは完全にブームに乗り始めています。バブルの面もあるので、将来的な市場はもう少し落ち着くと思いますが、世界では確実に仮想通貨とNFTが世に認知され始めています。
認知されれば、利用する人も増え、市場がより発展することでしょう。
テクノロジーの進化
仮想通貨の技術を発展させるためにはテクノロジーの進化が欠かせません。
それに、仮想通貨は確実に成長しているので、それに伴って様々なテクノロジーの発展が起こっています。
たとえば、情報を大企業に搾取されないクリエイターエコノミーの技術や、取引に信用がいらないWeb3.0への動きが加速し始めていますよね。
テクノロジーはGAFAなどの巨大テック企業に依存しないために様々なテクノロジーの進化を遂げているので、メタバースの市場はほぼ確実に伸びていくと思います。
大手企業が参入している
メタバース領域に参入している米国株を紹介した見出しで感じたと思いますが、様々な大企業もメタバースに注力し始めています。
代表的なのはやはりMeta社です。社名を変えるくらいですから、気合いの入り方が目に見えます。そのほかにも、MicrosoftやDisneyなど大企業ばかりです。
大企業の参入だけでなく、ソフトバンクグループや大手ベンチャーキャピタルもメタバースプロジェクトに多額の投資をしていますから、注目度や期待値は高いと思います。
また、大企業の参入はほかの企業にも波を起こすので、ほかの企業にもメタバース参入の追い風を与えられます。
結果的に市場は伸びやすくなるでしょう。
メタバースと相性が良い企業の事業は?
では、どんな事業がメタバースと相性が良いのか、解説していきます。
メタバースは仮想空間上で行われる事業なので、仮想空間に対応できる事業でないと参入は厳しいです。
その前提を踏まえて、メタバースと相性が良い事業の特徴は下記の通りです。
- ゲーム×メタバース
- ファッション×メタバース
1つずつ解説していきます。
ゲーム×メタバース
1番相性が良いのはやはりゲームです。ゲームはそもそも仮想空間上でプレイされるため、そもそもの構造が似ています。
ゲームをメタバースで展開すると、アバター同士でリアルタイムの交流ができますし、ゲームアイテムをNFTと絡めることで価値が付きます。
NFTにして価値を創造するとユーザーが増え、売買が行われ始めてお金が動きます。
お金が動けば市場は成長に向かっていくでしょう。
現在メタバースゲームで人気のAxie InfinityやDecentralandも同じ仕組みを取り入れているので、成長している理由の1つだと思います。
今後メタバース領域に参入するゲーム企業は投資する良い機会になるかもしれません。
ファッション×メタバース
ファッションもメタバースと相性が良いと考えます。メタバース内で着用する衣類を作成して配布すれば、自社ブランドの認知を狙えますし、衣類はメタバース内だとしても必須アイテムになってきます。
現にNIKEやadidasが参入しているのが良い例です。メタバースゲームとコラボで衣類を作成する事業なんかも面白そうです。
ユーザー自身は個性的なファッションを身にけることでアイデンティティにもなるため、メタバース上のセンスの良い衣類は需要が高いはずです。
ファッション企業がメタバースに参入したときは、メタバース内の需要が高いと思うので、ぜひ投資する参考にしてもらえると嬉しいです。
メタバースの銘柄に投資をしてみよう
今回はメタバース関連の米国株や仮想通貨の銘柄を紹介しました。
メタバース関連の米国株
- Meta
- Microsoft
- Nike
- Adidas
- Disney
メタバース関連の仮想通貨
- Decentraland
- Axie Infinity
- The Sandbox
- Enjin Coin
- Illuvium
投資は自己責任ですが、メタバース関連の投資先に迷っている方がいたら、参考にしてみてください。