この記事では、NFTアートを買うことによるメリットを5つ紹介しています。
「NFTアートって見て楽しむだけなの?」
「NFTアートにはどんな使い道があるの?」
こんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
確かにせっかく購入したNFTアートだけど、画像として見るだけでは少し物足りないですよね。
しかしNFTアートにはアートとして楽しむ以外にもさまざまな使い道があります。
そこで今回はNFTアートの使い道を、初心者にもわかるように解説します。
今回紹介する使い道は全部で5つあります。
①アート自体を楽しむ
②アイコンなどにする
③投資として使う
④コミュニティへの参加券
⑤融資の担保
一つずつ見ていきましょう。
NFT・NFTアートとは
そもそも、NFTとは非代替性トークンといい、簡単に言うと「世界に一つだけのデジタル資産」もしくは「本物を所有している人がわかるデジタルデータ」のことです。
これまでデジタルのデータは誰でも簡単にコピーをすることができましたが、ブロックチェーンの技術によって所有者を判別できるNFTでは、デジタルデータに価値が付くようになりました。
そんなNFTの中でも現在盛り上がりを見せているのがアートの領域です。
コンピュータを使って作成したデジタルアートがNFTにされ世界中で流通しています。
NFTアートの使い道①:アートを楽しむ
NFTアートの使い道の一つ目はアートとして楽しむことです。
デジタルデータとはいえ、クリエイターが丹精込めて創りあげた立派なアート作品。
どの作品も魅力的でコレクションすることはもちろん、見ているだけでも十分に楽しめるようになっています。
購入する
NFTアートはOpenSeaやFoundationといったNFT専用のマーケットプレイスで販売されています。
そこには数多くのNFTアートが販売されており、どれも魅力的なものばかり。
「どのNFTアートを買おうかな」と考えるだけでもとても楽しめます。
また、お気に入りのクリエイターやプロジェクトの作品を購入することで、彼らの応援にも繋がるので一石二鳥です。
コレクションする
あらゆる商品や作品にコレクターがいるように、NFTアートにもコレクターが多数存在しています。
購入したNFTはウォレットやマーケットプレイスのマイページに保存され、誰でも見ることが可能です。
また、メタバースを利用して自分専用の美術館のようなものをつくり、コレクションを展示することもできます。
自分だけでなく多くの人にコレクションを見せて楽しんでもらいましょう。
使い道②:アイコンやアバターにして楽しむ
NFTアートにはファッションとしての側面もあります。
エルメスのカバンやロレックスの時計などのように、有名NFTコレクションには一種のブランド性が認められるのです。
アイコン
SNSのアイコンにNFTアートを設定している人は非常に多いです。
ネットの世界ではアイコンがその人の”顔”になるため、お気に入りのNFTアートを設定することで個性を表すことができます。
また、有名NFTコレクションをアイコンにしていると、「あの人は〇〇のNFTを持っているのか…」という一種の権威性の表れにもなります。
現在、ツイッターではNFTアイコンに設定するとアイコンの形が丸ではなく六角形になり、一目でNFTホルダーであることがわかるようになりました。
インスタグラムでもアイコンのNFT認証が進められており、今後多くのSNSでNFTとの連携が進められていくと考えられています。
アバター
最近メタバースが大きな注目を集めていますが、そこで利用されるアバターもNFTとして販売されています。
アバターもアイコンと同様に、もしくはそれ以上にその人の個性を表せるものです。
今後メタバースの浸透とともにNFTアバターも盛んに作られていくでしょう。
お気に入りの作品やアーティストのアバターを手に入れてみてはいかがでしょうか。
使い方③投資商材として扱う
NFTアートは自分で楽しむ以外に、投資商材として扱うこともできます。
長期的に保有して大きな利益を得る投資や、短期的にトレードをしていく投機など方法はさまざまです。
ここでは2種類のNFTコレクションとその投資方法についてご紹介します。
有名NFTコレクション
有名で人気があるNFTコレクションは新作がリリースされるたびに価格が上がっていくことが多いです。
また、一時販売が争奪戦になると二次販売で購入することになるので、時間をかければ自分が買った時よりもずっと高額で売却することができます。
例えば世界的に有名なNFTコレクションであるBAYCは現在90ETHを超えていますが、販売当初は0.08ETHだったというので驚きですよね。
また、BAYCと同じく世界的NFTコレクションであるCryptoPunksも現在では70ETHほどですが、リリース当初は無料で配布されていました。
これらは極端な例かもしれませんが、人気コレクションになって大きく価格が上がったNFTは数多くあります。
ジェネラティブアート
ジェネラティブアートとはあらかじめ作成されたパーツをプログラミングによって自動的に組み合わせて作られるアート作品です。
自動で作成されるので大量の作品を生み出すことができます。
先ほど紹介したCryptoPunksもジェネラティブアート作品の一つです。
また、パーツの組み合わせの確率を調節することでレアキャラを作ることも可能。
数を多く作れるため安い価格で買うことができ、場合によっては思いもしない価格で売れることもあります。
また、OpenSeaではロイヤリティ(二次流通した際に制作者に売り上げの数パーセントが還元される仕組み)もあるので応援の意味で転売するのもありですね。
ただし、有名だからと言って必ず売れるわけではありませんし、ETH自体の価格が下がることもあります。投資目的でNFTを購入する際はそういったリスクも踏まえて購入しましょう。
使い方④:コミュニティへの参加券
人気なNFTコレクションになると、ホルダーやファンたちが集まるコミュニティが作られます。(もとから存在しているケースもあります。)
コミュニティではホワイトリスト(優先購入権的なもの)が配られたり、コレクションの運営方式が話し合われたりします。
他にもNFTホルダー限定でトークンがエアドロップされることも。
また、NFTホルダーのみが参加できるコミュニティもあり、代表的なものだとBAYC(Bored Ape Yacht Club)では所有者のみが入れる会員制コミュニティが存在します。
使い方⑤:融資の担保になる
NFTアートは融資を受けるための担保にもなります。
実際にNFTを担保にして1億円もの融資を受けた人もいます。
参考:NFT担保ローン、1作品で1億円以上の融資額を記録
ただ、融資を受けることができるNFTアートはごく僅かで、BAYCやCryptoPunksなどの有名コレクションでなければいけません。
また、現在のところ日本ではNFTを担保にして融資は受けられませんが、近い将来NFTを担保にローンが組めるなんてこともあるかもしれません。
他にもいろんな使い道がある?
他にもNFTには多くの利用方法があります。
例えば不動産の所有権をNFTとして販売したり、日本の企業によってウイスキー樽を共同所有できるようなNFTが発行されるなどその方法は多種多様です。
今後も我々が思いもしないNFTの使い道が考えられるかもしれません。
まとめ
今回は「NFTアートの使い道」について解説しました。
アートという言葉で自分には関係のないもの、というふうに感じている方も多いかもしれません。
しかしNFTアートの楽しみ方は多種多様です。
コレクションしてもよし、投資として買うのもよし、憧れのコミュニティに入るのを目指すもよし。
自分の楽しみ方を見つけてNFTアートを始めてみてはいかがでしょうか。