今回の記事では、SBI Web3ウォレットの特徴や使い方を解説しています。本記事では、以下のポイントを徹底解説します。
- SBI Web3ウォレットとは?
- SBI Web3ウォレットの特徴
- SBI Web3ウォレットの使い方
- SBI Web3ウォレットの注意点
本記事を読めばSBI Web3ウォレットについて網羅的に理解できます。SBI Web3ウォレットについて興味がある方はぜひ参考にしてください。
SBI Web3ウォレットとは?
SBI Web3ウォレットとは、まるで日本円で暗号資産を取引しているような手軽さで利用できる、暗号資産ウォレットのことです。
自動円転機能・自動暗号資産調達機能を搭載しているため、誰でも手軽にNFTの取引ができます。将来的には、さまざまなサービスと連携し便利で安全なプラットフォームを目指しているとのことです。
そんなSBI Web3ウォレットを考案したひとり、仮想NISHIさんへの取材記事はこちらをご覧ください。
SBI Web3ウォレットの特徴
SBI Web3ウォレットの特徴は主に3つです。
- SBI Web3ウォレットは利用手数料が無料
- SBI Web3ウォレットは取引しやすい
- SBI Web3ウォレットは便利機能が多い
SBI Webウォレットは利用手数料が無料
SBI Web3ウォレットは以下の手数料が無料というメリットがあります。
- 口座開設
- NFT購入
- NFT売却
たとえば、NFTマーケットプレイスのOpenSeaでは、NFT売却時に2.5%の手数料を運営側に払わなければいけません。(※二次販売の場合)OpenSeaの手数料はこちらを参考にしてください。
しかしSBI Web3ウォレットの場合は、利用手数料が完全無料のため、一般層の方もより気軽に参入できるウォレットとなっています。
SBI Webウォレットは取引しやすい
SBI Web3ウォレット1番のメリットは、日本円と仮想通貨のどちらでも売買をできることです。従来、NFTを購入するまでの手順は以下の通りでした。
- 仮想通貨取引所を開設
- 仮想通貨取引所に日本円を入金
- 仮想通貨を購入
- Meta Mask(メタマスク)などのウォレットを開設
- 購入した仮想通貨をウォレットに送金
- NFTマーケットプレイスでアカウント登録
- NFTを購入
しかし、SBI Web3ウォレットの場合は、大きく分けて3ステップでNFTを購入できます。
- SBI VCトレードの口座とSBI Web3ウォレットを作成
- 開設した口座に日本円を入金する
- NFTを購入
暗号資産ウォレットの「メタマスク」は便利である反面詐欺などのリスクがあったり、知識がないと資金を盗まれたりする可能性もありました。しかし、SBIグループのSBI証券には、仮想通貨交換事業のメイン業務にユーザーの代わりに仮想通貨の保管や管理・移転を行う「カストディ業務」のサービスがあり、より安全です。
SBI Web3ウォレットでウォレットの管理と仮想通貨の変換などを行ってくれるため、詐欺や乗っ取りなどのリスクは少ないでしょう。仮想通貨やウォレットの取り扱いに慣れていない初心者の方は、SBI Web3ウォレットが安全でおすすめだと言えます。
SBI Webウォレットは便利機能が多い
SBI Web3ウォレットの機能は主に3つです。
- 安全なウォレット機能
- 自動円転機能・自動暗号資産調達機能
- dAppsとの接続
安全なウォレット機能
SBI Web3ウォレットを提供しているのは、SBIホールディングス傘下の、SBI VCトレード株式会社です。そのため、従来のウォレットと違い、管理者が存在している点が大きな特徴となります。
MetaMask(メタマスク)などのウォレットは、管理者が存在しません。そのため、自身で全ての情報を管理できるメリットがある一方で詐欺やなりすましなどのリスクも存在しています。
しかし、SBI Web3ウォレットは、SBIホールディングスという管理者が存在しているため、安全・安心です。
自動円転機能・自動暗号資産調達機能
SBI Web3ウォレットは、自動で暗号通貨と日本円を交換する機能を搭載しています。日本円で取引しているような感覚で、簡単にNFTを売買可能。
また、自動円転機能・自動暗号資産調達機能により、取引所の開設時に行う登録作業を短縮しています。
dAppsとの接続
今後、ゲームやマーケットプレイスなどのdApps(分散型アプリケーション)と接続が可能になる様子。
SBI Web3ウォレットが以下のようなサービスと接続すれば、より大きな媒体となるでしょう。
- 自治体
- 電子書籍
- 決算市場
- ふるさと納税
- チケット市場
- コンテンツ・グッズ販売
SBI Web3ウォレットの使い方
SBI Web3ウォレットの使い方は以下の4ステップです。
- SBI VCトレードで口座開設
- SBI Webウォレットで口座開設
- SBI VCトレードの口座に入金
- SBI NFT Marketとウォレットを連携
SBI VCトレードで口座開設
SBI Web3ウォレットの作成には、SBI VCトレードという公式の口座を開設する必要があります。SBI VCトレードの口座を開設すれば、ウォレットの利用は無料です。
SBI VCトレードへ移動し指示に従って口座開設を行ってください。SBI VCトレード開設には、下記の身分証明証が必要になります。
- 運転免許証
- 在留カード
- 特別永住者証明証
- マイナンバーカード
SBI Webウォレットでアカウント作成
SBI VCトレードの口座作成の基本情報を入力後に、SBI Web3ウォレットのアカウントを作成するかを選択できます。
作成する場合は、「利用に同意して希望する」にチェックを入れて作成できます。
NFTを売買したい・今後NFTゲームをしたいという方は、SBI Web3ウォレットの作成をしておきましょう。
SBI VCトレードの口座に入金
- SBI VCトレード・SBI Web3ウォレットの口座開設が完了した方は、SBI VCトレードの口座に入金しましょう
- SBI VCトレードにログイン後、メニュー画面から「入出金」をタップ
- 自身の振込をする金融機関を選択して、入金額を設定
- 「金融機関サイトへ」をタップしそれぞれの指示に従って入力を行って完了
SBI NFT Marketとウォレットを連携
SBI VCトレードの口座に入金が完了後、SBI NFT MarketとSBI Web3ウォレットを連携します。
- SBI NFT Marketへ移動
- 利用規約・クレジットカード利用に関する特則を確認
- SBI VCトレードの口座番号・パスワードの入力
- 2段階認証コードを入力してログイン
- SBI NFT Marketの「CONNECT WALLET」をタップ
- ウォレットの選択画面で、利用規約に同意して1番左の「SBI Web3ウォレット」を選択
- ログイン画面でSBI VCトレードの口座と同様のメールアドレス・パスワードを入力
上記の流れでSBI NFTMarketとSBI Web3ウォレットの連携は完了です。
SBI Webウォレットの注意点
SBI Web3ウォレットの注意点は大きく3つです。
- 現状SBI NFT Market以外で利用不可能
- 取引所への口座開設が必要
現状SBI NFT Market以外で利用不可能
2023年8月現在、SBI Web3ウォレットでNFTを購入・売却できるプラットフォームは「SBI NFT Market」のみで取引ができます。
- Rarible
- OpenSea
- Adam byGMO
- Coincheck NFT
といった海外のマーケットプレイス上では、現在利用ができないため、注意が必要です。しかし、将来的に海外のNFTマーケットプレイスに接続や連携が可能になるでしょう。
取引所への口座開設が必要
SBI Web3ウォレットの利用手数料は完全無料で行えますが、SBI VC トレードの口座を開設する必要があります。無料で取引可能な反面、口座開設には個人情報の入力が必要なため、注意が必要です。
また、取引所開設は誰でもできるわけではなく条件があります。
SBI VCトレード開設者は以下の条件を満たさなければなりません。
- 成人であること
- 常時連絡が取れること
- 日本の居住者であること
- 最新の顧客情報を登録すること
- 外国PEPsに該当していないこと
- 反社会勢力に関係していないこと
上記の項目を守って、口座を開設しましょう。
SBI Webウォレットは便利機能を備えたウォレット!
今回は、SBI Web3ウォレットの特徴・使い方・注意点について徹底解説しました。
SBI Web3ウォレットは、暗号資産を保有せず日本円があれば NFTを売買できる便利なウォレットです。
今後も、海外のマーケットプレイスと接続できるサービスが展開される可能性もあります。
利用手数料が無料で、ウォレットの管理自体が不必要なため、初心者の方におすすめのウォレットです。
ぜひ、日本初の暗号資産ウォレットを体験してみてはいかがでしょうか。