近年、NFT事業は大きな盛り上がりを見せています。

しかし海外での取引に抵抗があると、なかなか参入しづらいかと思います。

また、NFTアートを売る側に興味があるのであれば、日本のクリエイターが活躍しているかどうかも気になるところでしょう。

この記事では、NFTアートを実際に販売しているクリエイターの紹介や、日本円で利用できるNFTマーケットを紹介していきます。

NFTアートに興味があるものの海外サイトや仮想通貨に抵抗がある場合に、本記事が参考になるでしょう。

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日本人が販売しているNFTアートの例

実際に高額でNFTが売れた日本のクリエイターおよび作品を紹介していきます。

ここで紹介するのは、次の作品です。

  • Crypto Ninja
  • ムーンウォーク☆マシン、セレナの一歩
  • K-chan “N“
  • Zombie Zoo

ひとつずつ詳細を見てみましょう。

イケハヤ氏「Crypto Ninja」

(出典元:OpenSea

日本人が作成したNFTアートとして知名度が高いのは、イケハヤ氏のCrypto Ninjaコレクションでしょう。

個性豊かな忍者のイラストで、総取引額は152ETH(約7.48億円)に達しています。

また、Crypto Ninjaの大きな特徴として、全面的に二次創作が認められている点が挙げられます。

公式公認の二次創作NFTが生成できる機能が用意されたり、コラボ商品としてNFTスニーカーが販売されたりしており、これからもどんどん広まっていくでしょう。

スプツニ子!氏「ムーンウォーク☆マシン、セレナの一歩」

2021年10月30日、日本国内初となるNFTオークションをSBIアートオークション社が開催しました。

出品された作品は8点で、総額およそ1.66億円で落札。

8点のなかで最も高額である839.5万円落札されたのは、スプツニ子!氏が出品した「ムーンウォーク☆マシン、セレナの一歩」です。

(出典元:SBIアートオークション

このオークションは、ネットワーク上でなくてもNFTの売買・取引ができるという実例になるでしょう。

さいとうなおき氏「K-chan “N“」

ポケモンカードゲームのイラストなどを描いている、さいとうなおき氏がNFT作品を販売しました。

2021年10月16日に「K-chan ”N"」が底値0.2ETHで出品した結果、17日夜に13.69ETH(約600万円)で落札。

(出典元:Foundation

その後も新しい作品を出品し続けており、NFTに対する本気の姿勢が伺えます。

知名度がほとんどない小学生も販売

ここまで紹介したクリエイターは知名度がもともと高い人ばかりですが、知名度がない小学生もNFTを販売しています。

たとえば、小学3年生のZombie Zoo Keeper氏は夏休みの自由研究としてNFTに取り組み、最高2ETH(約80万円)で落札されたことが話題になりました。

Zombie Zoo Keeper氏のほかにもNFT販売に成功している小学生は存在します。

小学生が販売している事例があるので、知名度がなければNFTは売れないとは一概に言えないでしょう。

アート作品以外の画像系NFT商品

NFTアート以外のNFT作品についても触れておきましょう。

アーティストが描いたデジタルアートだけがNFT作品ではありません。

ここでは、主に企業が提供している画像系のNFTについて紹介していきます。

「ONE PIECE」「北斗の拳」など漫画作品のコマ

雑誌で連載していたコミック作品の一部がNFTで販売されています。

たとえば、ONE PIECEの1000話までの中から選ばれた名シーン10場面がNFTで販売されました

(出典元:集英社漫画アートヘリテージ

また北斗の拳では、名シーンにオリジナル演出を加えた漫画のコマが売り出され、完売しました。

これら以外にも、楽座というNFTマーケットプレイスでは漫画の原画やアニメのセル画を買うことができます。

スクウェア・エニックス「資産性ミリオンアーサー」

(出典元:公式ページ

2021年10月14日にNFTデジタルシールとして資産性ミリオンアーサーの提供を開始しました。

提供するのは、ドラゴンクエストやファイナルファンタジーの制作会社として知られているスクウェア・エニックス社。

キャラクターシールと4コマシールが複数種類あり、シールホルダーに貼り付けてポイントを貯めると画像が変化するギミックが付いています。

販売開始後に想定を上回るアクセスが集まり、一度販売を中止したこともあるようです。

アイドルなどのトレーディングカード

日本で活動しているアイドルや芸能人の写真をもとにしたトレカ(トレーディングカード)もNFTマーケットプレイスに出品されています。

たとえば2021年10月4日には、トランプカードをモチーフにしたももいろクローバーZのトレカが販売されました。

(出典元:NFT公式ページ

Adam byGMOCoincheck.NFTといったマーケットプレイスではトレカのカテゴリーが存在し、今後さまざまな人物のトレカが購入できるようになることが予想されます。

日本円が使える日本語のNFTマーケットプレイス4選

日本円で商品を購入できるNFTマーケットプレイスとして、以下の4つを紹介します。

  • Adam byGMO
  • NFTStudio
  • ユニマ
  • STRAYM

日本のNFTマーケットプレイスはこれら以外にもありますが、仮想通貨でしか支払いができないサイトがほとんどです。

まずは日本円で価格が表記されているNFTマーケットプレイスでNFTを購入し、慣れていくといいとよいでしょう。

ちなみに、MetaMaskというブロックチェーン用ウォレットがあると便利な場合が多いので、支払いに使わない場合も用意しておくといいかもしれません。

Adam byGMO

GMOインターネット社が提供しているNFTマーケットプレイスです。

幅広いジャンルを取り扱っており、NFTアート以外にも漫画や音楽などを取り扱っています。

イーサリアムでの支払いができる商品も多いので、普段からイーサリアムを利用している人も利用しやすいでしょう。

なお、NFTの取引にはMetaMaskが必要です。

https://adam.jp/

NFTStudio

人気NFTゲームの1つであるCryptoSpells(クリプトスペルズ)で有名な国内会社、CryptoGamesが運営しているNFTマーケットプレイスです。

2次元キャラクターのイラストを販売している人が多く、多様な画風の中からお気に入りのクリエイターを探すことができます。

また、GoogleアカウントやTwitterなどのSNSアカウントがあれば、事前準備をせずにログインして買い物を始めることが可能です。

支払いにはクレジットカードやGoogle Payが利用できます。

https://nft-studio.com/ja

ユニマ

ビットファクトリー社が運営しているオークション制のNFTマーケットプレイスです。

クレジットカードや銀行振込を用いた日本円での決済ができます。

さらに、アカウント作成時にウォレットが作成されるため、NFTを保有するためのウォレットを用意しておく必要がありません。

MetaMaskを利用すれば、外部のNFTマーケットプレイスで二次流通をすることも可能です。

https://market.uniqys.net/

STRAYM(ストレイム)・・・100円から日本円で利用できるNFTサービス

ストレイム アート アンド カルチャー社が提供しているサービスです。

ほかのマーケットプレイスと異なるのは、実物のアートやNFT作品のオーナー権をシェアする点。

オーナー権を100円程度の単価から購入することが可能で、購入した権利を売ることもできます。

一定以上のオーナー権を確保すれば、一時的に絵を貸し出してもらったり、自分のものとして手に入れたりすることも可能です。

https://straym.com/

日本におけるNFTの評価

NFTを扱う日本企業がどんどん増えていることもあり、NFTの知名度は上がりつつあります。

しかし、NFTを購入したいと積極的に考える人はそこまで多くないようです。

その理由として、NFTに対するイメージや評価が挙げられます。

ここでは、日本人が持っているNFTへの評価や現状について見ていきましょう。

認知度は上がりつつある

日本国内でNFTを知っている人は増加しつつあるが、実際に購入した人は多くないようです。

コインチェック社が実施した意識調査によると、NFTを知っている人は約6割という回答結果が出ました。

ただし、NFTを購入したことがあるのは全体の約13%と、認知度に対して少なめです。

NFTを購入しない理由の多くは、購入方法がわからなかったり、購入したいものがなかったりといったもの。

これらの結果から、ニュースなどでNFTを知ることはあっても、購入までは意識しない傾向にあると見ることができるでしょう。

(参考:【2021年話題沸騰の「NFT」】約6割が知っていると回答 、一方で購入ハードルはまだ高いという結果に  |コインチェック株式会社 (coincheck.com)

取引量は国内より国外のほうが上

当然かもしれませんが、日本のNFTマーケットより国外のほうが利用されています。

OpenSeaをはじめとした国外のNFTマーケットプレイスは、2018年頃から取引を開始しています。

それに対して、日本のマーケットプレイスは2021年に入ってから取引を開始したところがほとんどです。

そのため、国外のマーケットプレイスのほうが利用者も販売数も圧倒的に多く、購入者も販売者も国外サイトに集まりやすくなっています。

先に例で挙げた日本のNFT販売者たちも、国外のNFTマーケットプレイスで販売している人が大半です。

NFT=怪しい?

NFTはそれほど身近な存在ではないため、怪しいイメージを抱えている人もいます。

NFT作品は非代替性トークンによってデータの唯一性を証明できる商品ですが、そもそもブロックチェーンの仕組みを理解してもらうのは簡単ではないでしょう。

そのため、NFTのメリットがわからず高値で取引することに疑問を持たれるのは当然といえます。

「なぜか高額で売られている怪しい商品」というイメージを拭うには、さらにNFTを周知していく必要があるでしょう。

法整備への不安も

NFTに怪しさが付きまとう原因の1つに、法整備が整っていない背景があります。

NFT作品は誰でも簡単に作れるため、著作権を侵害して自作ではない画像を販売できてしまいます。

そのため、作者が販売していると思ったら違う人が出品していた・・・・・・というケースもありえるのです。

最悪の場合、せっかく購入した商品が著作権侵害で削除されるかもしれません。

こうした法整備の不十分さを理解している人は、NFTは安心して購入できないと警戒を強めています。

今後展開される予定のサービス

怪しいイメージがあるNFTですが、今後展開されるサービスによってイメージが変わる可能性があります。

ここで注目したいのは、ヤフー社と楽天社によるNFTマーケットの展開です。

日本の大手ショッピングサイトがNFTを取り扱うことで、NFTに対するネガティブなイメージを払拭し、安心感を与えるきっかけになるかもしれません。

この2社がどのような展開を予定しているか確認しておきましょう。

ヤフオクのNFTマーケット展開

日本最大級のネットオークションサイトとして知られるヤフオク!では、LINE BITMAX Walletと提携し、今冬からNFT商品の取引を可能にする予定です。

LINEは日本で8割以上の人が利用しているSNSサービスなので、ヤフオクで興味を持った人もLINE BITMAX Walletを導入しやすい環境になります。

また、LINE BITMAX Walletでは日本円での支払いもできるため、支払い方法に抵抗を感じられにくいのもメリットです。

ヤフオク!とLINEの提携によって、さらなるNFT市場の拡大が見込めるでしょう。

(参考:Yahoo! JAPANとLINE、二次流通市場拡大に向けNFT領域で連携 - ニュース - ヤフー株式会社

楽天によるRakuten NFTの提供

大手のショッピングサイトである楽天市場でも、2022年春からNFTマーケットプレイスと販売プラットフォームを提供予定です。

楽天IDを使って決済することができ、楽天ポイントを貯めたり使ったりすることもできるようになります。

さらに、楽天の他サービスと連携した活用方法も準備しているようです。

NFTの発行もできるので、NFT市場の大きなシェアとなる可能性を秘めているかもしれません。

(参考:楽天、ブロックチェーン技術を活用した「NFT」の事業に国内で参入し、「Rakuten NFT」の提供を開始予定 | 楽天グループ株式会社

まとめ:日本の市場はこれから発展する可能性あり

日本では馴染みがなく抵抗を受けやすいNFTですが、販売者もマーケットプレイスも増加しつつあります。

ヤフーや楽天がNFTマーケットプレイスを提供し、日本円でのNFT販売が定着するようになれば、日本でのNFT市場は大きく展開していく可能性も見えてきます。

すでに日本円で取引できるNFT商品やマーケットプレイスも存在するので、いまのうちにNFT取引を経験し、二次流通に備えておくのもいいかもしれません。

また、NFTの販売に興味がある人は、すでに活動しているクリエイターやマーケットプレイスの動きを調べながら、NFT作品の販売方法を検討してみましょう。

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