仮想通貨のプロジェクトには種類がたくさんありますが、その中でも注目を浴びているのがワールドコイン(Worldcoin)です。
しかし、購入方法や将来性など詳細を把握している方はまだ少ないかもしれません。この記事では、ワールドコイン(Worldcoin)の購入方法や将来性など、仕組みから徹底解説します。
- ワールドコイン(worldcoin)って何?
- ワールドコイン(worldcoin)の購入方法は?
- ワールドコイン(worldcoin)の将来性は?
- ワールドコイン(worldcoin)では何に注意すべき?
ワールドコイン(Worldcoin)とは?
Worldcoinとは、グローバルな経済にスムーズに参加し、自分自身の経済的な未来を形成することを目標としたプロジェクトのことです。ChatGPTを開発したOpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏主導のワールドコイン財団が運営しています。
プロジェクトのビジョンは、人工知能の発展に伴い、人間とロボットが共存する未来に備え、世界中のすべての人がグローバルな経済にアクセスでき、恩恵を受けられるようにすること。これまでの仮想通貨にないこのような野心的なプロジェクトへの注目度は非常に高いようです。
World ID/World App/World Coin(WLD)とは?
Worldcoinは、すべての人がグローバルな経済にスムーズにアクセスでき、恩恵を受けられるようにすることを目標としています。その目標を実現するためのものが下記の3つです。
- World App
- World ID
- Worldcoin(WLD)
ここから、それぞれの特徴について説明します。
World App
World Appとは、支払いをしたり送金をしたりする決済手段としての機能を持つアプリのことです。
Tools for Humanityが運営しており、イーサリアムプロトコルに対応している、Worldcoin以外の仮想通貨も扱えます。
World ID
World IDとは、人間であるということを証明するIDのことです。オーブという、虹彩をスキャンする機械を使って取得します。
これによって、ユーザは個人情報を標示することなく、アプリにアクセス可能です。
Worldcoinトークン
Worldcoinトークンとは、World IDを取得後に世界中の人々に無料で配布される仮想通貨のことです。
配布されたトークンがどれくらいの価値になるのかについては保証されていません。これは、他の仮想通貨と同様に、様々な要因によって変化する可能性もあります。
Worldcoinの特徴
Worldcoinには、他の仮想通貨とは異なる、以下の特徴があります。
- ユニバーサルベーシックインカムを目標としている
- 登録者は200万人を突破
それぞれ見ていきましょう。
ユニバーサルベーシックインカム
Worldcoinは、Worldcoin Grantsを通じ、ユニバーサルベーシックインカム(Universal Basic Income/UBI)のグローバルな分配システムの実現を目標としています。
World IDで人間であることを証明すれば、Worldcoinトークンを毎月受け取ることができるシステム
すべての個人に対して、最低限度の生活を送るために必要な所得を国が保証する制度
個人の価値やすべての人が平等だということを認め、最低限の生活水準を保障するというビジョンを持つWorldcoinは、これからのAIの時代に備えて、世界中の人々に自由で平等な機会を提供することが期待されています。
登録者は200万人を突破
Worldcoinは、2023年7月13日にWorld IDの登録者数が200万人を超えたと発表しています。なんと、最初の100万人を突破するのにかかった時間の半分以下でマイルストーンに到達したとのことです。
Worldcoinの幹部は、オーブをバロセロナや東京からニューヨークやブエノスアイレスまでの都市に持ち込んだツアーのから、登録者が増えたとしています。
ワールドコイン(Worldcoin)の将来性
Worldcoinは、人工知能や分散型のデジタル金融などの分野で革新的な役割を果たすことを期待されています。
実際のところ、Worldcoinの将来性はどうなのかという部分を説明します。
これからのAIの時代を見据えたコイン
Worldcoinは、人工知能の発達に伴い人間とロボットの区別がつかなくなってしまう未来に備えるために立ち上げられたプロジェクトです。
その技術により、将来的には、円やドルといった伝統的な通貨に代わるグローバルな新しい通貨になる可能性が期待されます。
160億という多額の資金調達に成功している
2023年5月26日に、WorldcoinがシリーズCラウンドで1億1500万ドルの資金調達を実施したことがわかっています。これは日本円でいうと、約160.8億円になります。
Blockchain Capitalが主導で実施しており、他にもAndreessen Horowitz(a16z)、Bain Capital Crypto、Distributed Globalなどが出資に参加しています。
このように、外部の機関投資家からも評価を受けているということは、今後のサービスの展開に期待が持てるということでもあるので、将来性があるといえます。
虹彩の生体認証によりWorld IDを生成
Worldcoinの参加者は、オーブという生体認証装置で目の網膜をスキャンすることで仮想通貨をもらうことができるような仕組みになっています。
オーブは、一人ひとりの特有の虹彩をデジタルコードに変換して記録をし、ゼロ知識証明によりプライバシーを保護するようなかたちで個人を識別しています。
アプリを使う際は、IDを取得しなくても眼球スキャンを行えば可能ですが、トークンを無料で受け取る際には、スキャンが必要になります。
また、ユーザは今後、虹彩の生体認証により生成されたWorld IDを日常のさまざまな場面で仮名として利用することができるようになるとも示しています。
ワールドコイン(Worldcoin)の購入手順
Worldcoinは、現時点では海外取引所でしか上場していないため、購入するには手続きが必要になります。
ここからは、Worldcoinはどのような手順で購入をすればよいのかについて解説していきます。
1.国内の仮想通貨取引所で口座を開設する
まずは、海外取引所で取引に使用する仮想通貨を準備する必要があるため、国内の仮想通貨取引所の口座を開設しましょう。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
2.国内の仮想通貨取引所の口座に入金
口座の開設が完了したら、次はその口座にWorldcoinを購入するための資金を入金していきましょう。
Coincheckの場合は、入金方法は銀行振込、コンビニ入金、クイック入金の3つの方法があります。
この中から自分が利用しやすい方法で入金しましょう。
3.仮想通貨Worldcoinを購入
国内取引所でリップルなど、手数料の安い仮想通貨を購入した後、海外取引所に送金し、Worldcoinを購入して完了です。
Worldcoinを取り扱っている海外取引所は、以下をご覧ください。
- OKX
- Binance
- Bybit など
ワールドコイン(Worldcoin)に関してよくある質問
まとめ
Worldcoinは、世界中の人々がグローバルな経済にスムーズに参加し、自己の経済的な未来を形成することを可能にすることを目標とする非常に野心的なプロジェクトです。
この野心的な目標を達成するために、ワールドコイン財団がプロジェクトの管理者として関与し、このプロジェクトが自立するまで成長させる役割を果たしています。
Worldcoinは、人工知能の発展に伴い、人間とロボットが共存する未来に備え、すべての人々がグローバルな経済にアクセスでき、恩恵を受けられるようにするというビジョンを持っています。これまでの仮想通貨に類を見ないこのような野心的なプロジェクトへの注目度は非常に高いです。
ChatGPTを開発したOpenAIのCEOであるサム・アルトマン氏が発足したプロジェクトであり、今後のAIと共存する時代に備えて考えられたプロジェクトということもあり、今後に期待が集まる仮想通貨といえるでしょう。