盛り上がりを見せているNFT市場。
NFTのオークションが開催されれば、高額で落札される作品も多々ありますよね。
では、NFTのオークションについてどれだけ知っていますか?
「オークションって、あのオークションだよね?」
「NFTのオークションってどこでやってるの?」
「高額落札された作品ってどんなのがあるの?」
今回は、このような疑問を持っている方に向けて、NFTのオークションについて紹介します。
・NFTオークションに参入しているオークションハウス
・日本で開催されたNFTオークションについて
・高額落札されたNFT作品7選
この記事を読めば、NFTオークションの基礎知識はバッチリ!
ぜひ、最後までお読みください。
NFTオークションに大手が続々と参入
オークションといえば、美術品や骨董品などの現物を扱うイメージですよね。
しかし最近のオークションは、NFTのデジタル作品も扱っているんです。
時代の流れに乗ってNFT作品を扱うオークションハウスを紹介します。
・Christie's(クリスティーズ)
・Sotheby’s(サザビーズ)
Christie's(クリスティーズ)
クリスティーズは、1766年にイギリスで設立された、255年の歴史を誇るオークションハウスです。
2021年3月、クリスティーズはNFTオンラインオークションを初開催。
このオークションでは、Beepleの作品「EVERYDAYS: THE FIRST 5000 DAYS」が75億円という値段で落札されたことは、衝撃的でしたね。
Sotheby’s(サザビーズ)
引用:PR TIMES
サザビーズは、1744年に設立された世界最古のオークションハウスです。
ロンドンで創業されましたが、現在はニューヨークに本部があります。
2021年4月、サザビーズは匿名のデジタルアーティストPakとコラボして、NFTマーケットプレイス「Nifty Gateway」で「The Fungible Collection」というセールを開催。
2021年10月には、NFTスタジオ「Mojito(モヒート)」へ23億円を投資しました。
また同月には、サザビーズ独自のNFTプラットフォーム「Sotheby’s Metaverse(サザビーズ メタバース)」を公開。
このサザビーズ メタバースでは、サザビーズの専門家が厳選したNFT作品を購入できます。
日本初のNFTオークションが開催
引用:美術手帖
日本でも、2021年10月に国内初のNFTオークションが開催されました。
NFTは海外のみならず、日本国内にも大きな流れを生み出しそうですね。
ここでは、日本初のNFTオークションについて紹介します。
・主催者は「SBIアートオークション」
・出品作品は全8点
・【839万5000円】高額落札は現代美術家のスプツニ子!
主催者は「SBIアートオークション」
日本初のNFTオークションを開催したのは、2011年に設立されたSBIアートオークション。
2021年10月30日、東京都渋谷区で開催されました。
SBIアートオークションは、「アート業界のすそ野を広げ、アート市場の活性化と健全な発展に寄与することを使命としています」というように、NFTオークションを開催することで、日本のデジタルアートの活性化に貢献しています。
出品作品は全8点
引用:美術手帖
今回のNFTオークションに出品された作品は、以下の8点。
・TERRA 2021/セーワ・アテイファ
・1. DOKU Hello World 2. DOKU HUMAN/ルー・ヤン
・ムーンウォーク☆マシン、セレナの一歩/スプツニ子!
・POTATO/デヴィッド・オライリー
・Waltz of The Machine Equestrians/ウダム・チャン・グエン
・「あなたのために、」/ユゥキユキ
・Money, Money, Money/ケニー・シャクター
・Goodbye Meaning/たかくらかずき
NFT作品の詳細は、SBIアートオークション-NFTをご覧ください。
【839万5000円】高額落札は現代美術家のスプツニ子!
8点のNFT作品が出品された中で、最も高額で落札されたのは、現代美術家のスプツニ子!の「ムーンウォーク☆マシン、セレナの一歩」で839万5000円でした。
スプツニ子!は、東京を拠点に活動するアーティストで、東京藝術大学美術学部デザイン科准教授でもあります。
NFTオークションで高額落札されたアート7選
NFTオークションが盛んになってきた現在、高額落札された作品もたくさんあります。
それでは、一体どのような作品が高額落札されたのでしょうか?
ここでは、高額落札された作品の一部を紹介します。
① 【75億円】BeepleのNFTアート「EVERYDAYS : THE FIRST 5000 DAYS」
② 【32億円】BeepleのNFTアート「HUMAN ONE」
③ 【18億円】9枚のCryptoPunks
④ 【3億円】Twitter創業者の初ツイート
⑤ 【1億9400万円】エミネムのフィギュア
⑥ 【1300万円】せきぐちあいみの「Alternate dimension 幻想絢爛」
⑦ 【1041万3690円】与沢翼の第二子出産ツイート
① 【75億円】BeepleのNFTアート「EVERYDAYS : THE FIRST 5000 DAYS」
引用:NFT WORKS
NFTオークションで高額落札された作品といえば、これ!
BeepleのNFTアート「EVERYDAYS : THE FIRST 5000 DAYS」は、75億円というとんでもない金額で落札されました。
Beepleは2007年5月1日から13年以上、毎日1点のデジタルアートを公開し続けていました。
この「EVERYDAYS : THE FIRST 5000 DAYS」は、公開し続けた中から5000点までの作品をコラージュしたものです。
② 【32億円】BeepleのNFTアート「HUMAN ONE」
引用:Hype Art
「HUMAN ONE」は、Beepleがクリスティーズに出品した2作品目。
この「HUMAN ONE」は、史上2番目に高額で落札された作品になりました。
③ 【18億円】9枚のCryptoPunks
CryptoPunksは、ドッド絵で描かれたキャラクターです。
この9枚のCryptoPunksは、2021年5月にクリスティーズのオークションで落札されました。
④ 【3億円】Twitter創業者の初ツイート
引用:日本経済新聞
Twitterの創業者であるジャック・ドーシーが、初めてツイートしたものNFTとして販売しました。
このNFTは、2021年3月22日に約3億円で落札。
⑤ 【1億9400万円】エミネムのフィギュア
引用:Crypt Times
アメリカのアーティスト、エミネムがNFT として販売したアクション・フィギュア。
2021年4月25日、NFTマーケットプレイスであるNifty Gatewayにて、1億9400万円で落札されました。
⑥ 【1300万円】せきぐちあいみの「Alternate dimension 幻想絢爛」
引用:Coin Partner
日本のVRアーティストであるせきぐちあいみのVRアート作品。
2021年3月24日、NFTマーケットプレイスOpenseaにて、約1300万円で落札されました。
⑦ 【1041万3690円】与沢翼の第二子出産ツイート
引用:日刊SPA!
実業家で投資家である与沢翼の第二子出産ツイート。
2021年6月15-19日、ツイートをNFT化できる日本発のサービスHEXA(ヘキサ)で開催されたオークションで、1041万3690円で落札されました。
まとめ
いかがだったでしょうか?
NFTのオークションについて、紹介しました。
・クリスティーズ、サザビーズなど大手オークションハウスがNFTオークションに参入
・SBIアートオークションが日本初のNFTオークションを開催
・Beepleをはじめ、数々のアーティストのNFT作品が高額落札されている
NFTオークションが盛り上がりを見せている中、今後どのような高額落札を目撃することになるのでしょうか?
日本人のアーティストのNFT作品が、億を超える値段で落札されることにも注目ですね。
とてつもない金額で落札されているNFT作品、これからも目が離せません。
お読みいただき、ありがとうございました。