NFTアートの先行者利益とはどんなもの?徹底解説

NFT市場に参入したいと思いつつ悩んでいませんか。

NFTは2021年の流行語大賞にノミネートされました。

昨年の流行語だから、もう先行者利益を得るには遅いのではないかと考える人もいるでしょう。

本記事では、NFTに今から参入することで得られると思われる利益についてまとめました。

以下のようなことがわかります。

・そもそも先行者利益とは何なのか?

・イノベーター理論とは何か?

・NFTに参入する上でのベストなタイミングはいつか?

作品をNFTとして出品しようか迷っている人向けに、わかりやすくまとめましたので、ぜひ読んでみてくださいね。

[冒頭定型文 ]

そもそも先行者利益とは

「NFTを今始めると先行者利益が得られる」とはよく聞く言葉です。

しかし、そもそも、先行者利益とはどういうものなのでしょうか。

本題に入る前に、今一度わかりやすく説明します。

先行者利益は、英語では以下のような意味となります。

First mover’s advantage

つまり、最初に動いた人の利益ということです。

iFinanceという金融情報サイトから引用すると以下のようになります。

先行者利益は、「先発優位」とも呼ばれ、新たな市場にいち早く参入したり、新製品をいち早く導入したりすることにより得られるメリット(利得)をいいます。

引用:iFinance

簡単にいうと、先行者利益とは、新しい市場に勇気をもって早い段階で飛び込んだ人が得られる利益ということになります。

現在のNFTの状況

暗号資産メディアCoinPartnerの調査によると、NFTを元々知っているかの問いに対して、知っていた人が30.4%、元々知らなかった人が69.3%となっています。

引用:株式会社CoinOtaku

NFTアートに参入するしない以前に、NFTそのものを認知していない層が非常に多いことがわかります。

SNSなど自分の周りでNFTが流行していても、意外と全体という視点で見ると異なるということですね。

さらに、「NFTを持っているか」の質問に対しては、以下の通りです。

引用:株式会社CoinOtaku

上記のグラフからも、NFTをもっている人が非常に少ないことがわかります。

持っているのはわずか2.8%のみです。NFTはまだ社会に浸透する前の状況と言えるでしょう。

イノベーター理論でNFTの先行者利益を捉える

先行者利益について考えるときに、ヒントとなるのがイノベーター理論です。

イノベーター理論でNFTの先行者利益を理解することができます。

以下について説明します。

  • イノベーター理論とは
  • 先行者利益にはどのようなものがあるか

イノベーター理論とは

イノベーター理論は、マーケティングの理論の1つです。

新商品や新しい技術、サービスがどのように市場に普及していくかについて、消費者を5つに分類して分析する手法です。

イノベーター理論で何がわかるのかというと、一般的に新技術が人々に浸透するときに、どのような人口分布となるかです。

今、NFTに参入すると、以下の表でいうイノベーターもしくはアーリーアダプターの層に入るということになります。

イノベーター革新者2.5%真っ先に新しい技術に惹かれる
アーリーアダプター先駆者13.5%新しい技術を理解しつつ、メリットデメリットを評価し判断する
アーリーマジョリティ前期追従層34%やや保守的。本格的に流行する前に取り入れる。
レイトマジョリティ後期追従層34%多くの人が採用してから取り入れる。
ラガード無関心層16%流行よりも伝統を重んじる。流行には無関心。

たとえば、スマホやSNS、LINEなどが普及したとき、読者の皆様はどの層にいましたか?

人それぞれ価値観もあるので、もちろんどれが良い悪いということはありません。

しかし、これからNFTアートにクリエイターとして参入することを検討しているのであれば、アーリーアダプターの層に入ったほうがチャンスを掴める可能性が高いと思われます。

先行者利益にはどういうものがあるか

まだ、今の段階ではNFTは本格的には流行していません。

本格的に普及しているものの代表例をLINEと考えると、NFTはLINEほど普及していません。普及、浸透のかなり前の段階であることがわかります。

今のうちにNFTに参入しアーリーアダプター層に仲間入りすると、アーリーマジョリティ、レイトマジョリティが後で市場に参入するときに、有利な立ち位置を確保できるかもしれません。

イノベーターやアーリーアダプターなどの層に入ることの利点は以下2つです。

  • 競合が少ないため価格競争にさらされない
  • NFT市場で代名詞的なポジションを確立できる

競合が少ないため価格競争にさらされない

NFTは今の段階であれば、まだ競合が少ない状況といえます。

アーリーアダプターは人口の13.5%に過ぎませんし、イノベーターはもっと少なく2.5%です。それ以外の層はこれからNFTを知り、関心をもつ層と捉えることができます。

非常に競合の少ない状況です。

SNSやOpenSeaなどを見ると、NFTを発表しているクリエイターの数は多いように感じるかもしれません。しかし、前章のグラフを見てもわかるように、全体から見るとまだ非常に少ないと言えます。

市場が飽和して値下げ競争が始まる段階のはるか前であると言えるでしょう。

NFT市場で代名詞的なポジションを確立できる

今、NFTに参入することによって成功すると、コレクターの中で一躍有名になることができる可能性があります。「NFTといえば〇〇」というように、NFTに興味を持つ層に強い印象を与えることができるかもしれないのです。

せっかくNFTに参入するのであれば、市場を牽引する存在になりたいですよね!

具体例を出すと、Youtuberのヒカキンさんもアーリーアダプターでした。

Youtubeが黎明期だったころに、動画を撮影し投稿し続けたHIKAKINさんは今やテレビのCMにも出演するほどの有名人となっています。圧倒的に初期の頃から参入したことによって、プレゼンス(存在感)は他を凌駕していると言えるでしょう。

楽天やLINEもNFT参入!

最近になって続々と国内のNFTマーケットプレイスがローンチされています。

たとえば、「Rakuten NFT」や「LINE NFT」です。大手企業がNFT市場を開拓し始めたと考えてよいでしょう。それに伴い、今後はいっそうNFTへの注目が高まることが考えられます。

身近な例としては、スタバなども2022年内にNFT事業へ参入すると言われています。

今後、NFTはより一層身近なものとなり、需要が拡大すると思われます。

まとめ

本記事では、先行者利益とは何かを始め、暗号資産メディアCoinPartnerのアンケート結果を元に、現状のNFTの普及状況をお伝えしました。またイノベーター理論から、NFTがどのように市場に普及していくかについて、消費者を5つに分類して考えてみました。

今後、クリエイターはYahoo!オークションやメルカリよりもNFTマーケットプレイスに出品したほうがチャンスを掴みやすいかもしれません。

ぜひNFTimesの記事を参考に、NFTアートに参入してみてくださいね。

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