【出品失敗】OpenseaでNFT出品が失敗する理由・対処法

「NFTをOpenseaで出品したけど、中々出品されない。」と悩んでいる方は、いませんか。

OpenseaでNFTを初出品する際には、ガス代と言われる手数料を支払う必要があります。

しかし支払うガス代が原因で、稀に出品が失敗してしまう場合があります。

本記事では、以下の点を解説します。

  • なぜ出品が失敗してしまうのか
  • 出品が失敗した場合の対処法

これからOpenseaで出品する予定がある、出品が中々できない方は、是非お役立て下さい。

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NFTの出品が失敗する理由

OpenseaのNFT出品が失敗する理由は、Openseaが原因ではありません。

結論から言うと、イーサリアムのトランザクションが混雑しているときに、支払っているガス代が少ないと、自分の取引が詰まりやすくなり、失敗する可能性が高くなります。

トランザクションとは

仮想通貨を通じて起きる「取引」を、トランザクションと言います。

イーサリアムのブロックチェーンでは、新しいトランザクションが毎秒発生しています。

発生したトランザクションは、マイナーによる検証が終了すると、ブロックチェーン上に記録されます。

NFTは、イーサリアムのブロックチェーンを使用しています。

そのためNFTを出品する際にも、NFTの中身のデータをブロックチェーン上に記録する必要があるので、トランザクションが発生します。

イーサリアムは処理性能が高くないので、頻繁にトランザクションが混雑する傾向にあります。

低いガス代が出品失敗の原因

トランザクション時に支払うガス代が少ないのが、NFT出品失敗の原因となります。

ガス代とは、トランザクション時に、マイナーに支払う手数料のことです。

発生したトランザクションは、マイナーが承認しない限り、ブロックチェーン上に

記録がされません。

そしてマイナーは、トランザクションが混雑した際には、高いガス代を支払った人を優先的に検証、承認していくので、ガス代が低い人は不利になってしまいます。

ガス代もまた、イーサリアムで支払いを行います。

NFTの出品ができない時は、トランザクションを確認

中々NFTの出品が完了しない場合は、トランザクションの状況を確認しましょう。

トランザクションの状況は、ウォレットで確認できます。

ウォレットのMetaMaskの場合は、アクティビティから確認できます。

NFTが出品されない時に考えられるトランザクションの状況は、「failed(失敗)」

「pending(保留中)」です。

それぞれの対応を解説します。

完全に取引失敗の場合、ガス代は返金されない

トランザクションの表示が「failed(失敗)」になっていた場合は、返金がされません。

その理由は、MetaMaskの公式サイトに書いてありました。

要約すると、【ガス代は、MetaMaskがもらうものではない。またガス代は、イーサリアムのブロックチェーンを保護し、正しく取引するために必要。そしてマイナーがトランザクションを検証する時点でガス代が発生してしまうので、失敗や成功に関わらない。】と記載されています。

保留中の取引は、「ガス代の上乗せ」か「キャンセル」を行う

トランザクションが、「pending(保留中)」になっている場合、対処方法は2つあります。

  1. ガス代を上乗せして、トランザクションを完了させる
  2. ガス代を支払って、トランザクションをキャンセルする。

今回は、ウォレットとして、MetaMaskを使用している前提で、解説します。

注意点として、MetaMaskが英語か日本語かによって、表示方法が異なります。

ガス代を上乗せして、取引を完了させる方法

ガス代の上乗せのやり方も、2種類あります。

1.MetaMask推奨のガス代を上乗せする方法

この方法は、特に自分でガス代を設定する必要がなく、簡単です。

  1. MetaMaskからpending(保留中)になっているトランザクションのspeed up(高速化)を選択
  2. Highを選択

Highの場合、トランザクションが優先的に完了するガス代設定なので、取引が完了しやすいです。

2.自分で設定したガス代を上乗せする方法

この方法は、ガス代を少しでも安くしたい方にオススメです。

  1. MetaMaskからpending(保留中)になっているトランザクションのspeed up(高速化)を選択
  2. Advanced(詳細)へ
  3. Gas Estimationを参考にpriority feeとmax feeを調整する

この時、ガスリミットはそのまま。

Gas Estimationで見るべき、3つのポイントを解説します。

  • priority fee:マイナーに支払うチップ
  • max fee:priority feeとbase feeを足したもの。最大で支払うガス。
  • base fee:トランザクションを処理するに必要な最低のガス代。

max feeは高めに設定しても、全額使われるわけではありません。

base feeを下回ると、トランザクションが失敗しやすいので、max feeは高めに設定しましょう。

トランザクションをキャンセルする方法

そもそもトランザクションをキャンセルしてしまうことも、可能です。

ただしキャンセルもガス代は発生します。

  1. MetaMaskからpending(保留中)になっているトランザクションのspeed up(高速化)を選択
  2. キャンセルを選択
  3. 発生するガス代を確認する

キャンセルは、厳密に言うとトランザクションを上書きする方法になります。

そのためトランザクションが上書きされる前に、トランザクションの処理が完了することもあります。

もう少し待ってみるという方法も

トランザクションの「pending(保留中)」の場合、トランザクションの混雑が緩和されれば、取引が完了することもあります。

ただし、数日単位で待つ必要があったり、トランザクション失敗する可能性もあるので、お急ぎの方は、ガス代の上乗せをオススメします。

まとめ

最後に本記事をまとめます。

  • OpenseaのNFT出品失敗は、低いガス代が原因
  • トランザクションが「failed(失敗)」の場合、対処法はない
  • トランザクションが「pending(保留中)」の場合、ガス代を再設定することで、トランザクションが完了する可能性が高い

OpenseaでNFTがいつまでも出品出来ない場合は、トランザクションの状態を確認して、対処しましょう。

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