次世代Web3型SNSのPhaverの特徴と始め方を徹底解説!

今話題のPhaverを知っていますか?
PhaverはWeb3版SNSで、イーサリアムの創始者ヴィタリック・ブテリン氏もアカウントを作成したことで、瞬く間に有名となりました。
現在、利用者が増えていて、2022年12月には10万人を突破したといいます。

Phaverの最大の魅力は、Share to Earnである点です。
投稿したコンテンツは自分自身が所有し、他の人に投稿が評価されることで、ポイントを稼ぐことができるのです。
Phaverのトークンはまだ存在せず、現在稼げるのはポイントのみですが、Phaverのトークンがもらえるようになる見通しです。

本記事では、Phaverのその特徴、始め方・使い方・稼ぎ方をわかりやすく解説します。
ぜひ最後まで読んで、新しいSNSであるPhaverを楽しんでみてください。

この記事のザックリ要約!

Phaverは次世代Web3型のSNS
Phaverは、Polygon(MATIC)上に構築されたLens Protocolに展開されたアプリ
✅Phaverは、自分が投稿したコンテンツを真に所有できる
✅PhaverはShare to Earn形式で、価値ある投稿を行い評価されれば稼ぐことができる
✅Phaverでは価値ある投稿をステーキングやミラーする側もされる側もポイントを稼げる
✅Phaverは現段階では独自通貨を発行していないため、稼げるのはポイントのみ
✅Phaverの使い方、操作はTwitterに似ている
✅Lens Profile NFTがあれば、自分のプロフィールや投稿などをNFTに保存できる

Phaverの2つの魅力

出典:Phaver

プロジェクト名Phaver(フェーバー)
形態分散型SNS
モバイルアプリGoogle Play(Android)/App Store(iOS)
LInk3https://link3.to/phaver
公式https://phaver.com/
Twitterhttps://twitter.com/phaverapp
Telegramhttps://t.me/phaverdao
Discordhttps://discord.com/invite/phaver
ヘルプセンターhttps://phaver.gitbook.io/phaver-help-center/

Phaverの魅力は主に以下の2点となります。

  1. Share to Earn
  2. 真の所有

Phaverの1つ目の魅力は、Share to Earnが可能なプラットフォームである点です。
従来から使われているTwitterを始めとするSNSでは、多くの人から「いいね」をもらったり、リツイートされたりしても、投稿したユーザーには、何も収益がありませんでした。
しかし、Phaverは、自分の投稿したコンテンツを他の人が価値あると判断した場合、報酬が支払われるのです。

2つ目の魅力は、プロフィールNFTを用いることで、投稿したコンテンツを完全に自分が所有できる点です。
Web2のSNSでは、ユーザーのアカウントや、発信したツイート等は、一見ユーザーが所有しているように見えますが、実際その所有権はプラットフォーム企業にあります。
たとえば、以前にトランプ元大統領のアカウントがTwitter社の一存により凍結されたことは、その1例として挙げられるでしょう。(現在は凍結解除)
しかし、Phaverでは、投稿された内容などはすべて自分が所有します。

さらに、Phaverでは、多くの人に「いいね」や「ミラー(リツイート)」されたコンテンツには報酬が支払われます。

Web2ではなく、新しいWeb3型のSNSとして、Phaverがわたし達にもたらしてくれるものは大きいと考えられるでしょう。

Phaverの特徴

出典:Phaver

ここからは、Phaverの特徴について解説します。

Share to EarnのSNSアプリ

前述したように、Phaverの魅力はShare to Earnが可能な点です。

具体的には、自分の投稿が価値あると判断された場合に、他のユーザーによって「ステーキング」が行われます。
ステーキングとは、投票のような意味合いです。

Phaverではユーザーは価値ある投稿にステーキングします。価値ある投稿を行って、他の誰かにステーキングされると、報酬(ポイント)をもらえる仕組みなのです。
ステーキングだけではなく、他の誰かにミラー(Twitterでいうリツイート)をされることでも、ポイントがたまります。

また、Phaverでは、優れたコンテンツにステーキング(投票)したり、ミラーしたりする側の人も、後々そのコンテンツが多くの人に評価されステーキングがされるほど、ポイントを獲得できます。
(ステーキングについては、「Phaverの使い方」の章で後述します)

つまり、投稿を作成する人、投稿を広める人両方が、価値ある投稿のクリエイター、価値ある投稿を広めるキュレーターとして、報酬をもらえるのです。

なお、現時点(2023年2月)ではPhaverの独自通貨がいつ発行されるかは未定となります。
将来的に、現在Phaverで獲得しているポイントと独自通貨が交換できるようになる見通しです。

Lens Protocol最大のプロジェクト

PhaverはLens Protocol上に構築された次世代ソーシャルネットワークサービスで、2022年2月にリリースされました。

Lens Protocolとは、分散型ソーシャルメディア向けのプラットフォームです。仮想通貨レンディングプラットフォームを開発するAAVEによって開発されました。

Lens Protocolは、分散型ソーシャルメディアのための基盤の役割を果たしています。
Polygonブロックチェーン上にローンチされたプラットフォームであるため、高速でガス代が安いのが特徴です。

出典:Lens Protocol

Lens Profile NFTがあれば、プロフィールがNFTとして保存される

Lens Profile NFTを保有していれば、Phaverに接続して、プロフィールNFTとして利用が可能です。

Lens Profile NFTをプロフィールNFTとして利用できると、自分の投稿、ステーキング、ミラー、フォロワー数などがプロフィールNFTに紐づいて保存されます。
つまり、自身のSNSでの行動の結果の所有権が、プラットフォーム企業ではなく、自分に帰属するということです。

Web2では、ユーザーの投稿した文章を始め、画像、動画の所有権は、一見ユーザーに紐づいているように見えて、実はプラットフォーマー企業が所有しています。
プラットフォーム側にアカウントを停止されたら、ユーザーは自身が作成したコンテンツでも、そのデータにアクセスできなくなってしまうのです。

その点、Phaverでは、自身が投稿した内容や、フォロワーはすべて自らの保有するNFTに紐づきます。

真の所有ができるという点で、PhaverはWeb3型のSNSであるといえるでしょう。

Phaverの始め方

出典:Phaver

ここからは、Phaverを始める手順について説明します。

まず、ご自身のスマホで以下のURLへアクセスして、Phaverのアプリをダウンロードしてください。
公式:Phaver

ダウンロードしたアプリを開くと以下のような画面が表示されますので、「NEXT」をタップしてください。

次にPhaverのロゴ画面が表示されますので、次の画面に切り替わるまで待ってください。

ようこそ画面が表示されるので、招待コードがある人は入力してください。
招待コードがない人は、「I don’t have an invite code」をタップしてください。

次にアカウントを作成する画面が表示されるので、いずれかの方法でサインアップしてください。
ここでは、例としてメールアドレスでのサインアップ方法を紹介します。

以下のような画面が表示されるので、メールアドレスとパスワードを入力してください。
「わたしはロボットではありません」にチェックを入れて進めてください。

次にPhaverでのユーザー名を設定します。
Twitterでいうと、@以下のユーザー名に相当します。

次にプロフィール画像を選択する画面となります。
+ボタンをタップして、設定してください。

設定できると以下のような画面となります。

次に、Lens Profile NFTを保有している人は、一番下の「Yes, connect Lens profile」をタップします。
Lens Profile NFTがない人は、「No, CONTINUE TO PHAVER」をタップしてください。

ようこそという画面が表示されます。
興味のあるトピックを選択できますので、気になるトピックは「+」マークをタップしてください。

最後に通知設定をします。
Phaverの通知を行いたい場合は「ENABLE PUSH NOTIFICATIONS」をタップしてください。
今は通知をONにしたくない場合は「Maybe later」をタップしましょう。
これで、Phaverの初期設定は完了です。

Phaverの使い方

Phaverの基本的な使い方について説明します。基本はTwitterの使い方と似ています。

  • 基本的な使い方
  • 投稿の仕方
  • ミラー
  • ステーキング
  • プレミアムトピック

基本的な使い方

  • Feed・・・タイムラインが表示されます。
  • Discover・・・ユーザーやトピックを検索する際に使います。
  • Post・・・投稿するときに使います。
  • Profile・・・プロフィール画面が表示されます。
  • Notification・・・誰かにフォローされた場合や、返信された場合などにその内容が表示されます。

投稿の仕方

投稿は基本的に英語で行います。日本人専用のトピックであれば、日本語で投稿OKです。

筆者は、DeepLという翻訳アプリを利用して、日本語を英語に翻訳し、Phaverの投稿画面に貼り付けて、投稿しています。
DeepL
AppleStore
GooglePlay

画面下のPostボタンをタップし、以下の投稿画面へ切り替えます。
コンテンツ(文章、画像など)を入力します。
次に、画面右上の「NEXT」をタップします。

次に、投稿するトピックを選びます。

最初はプレミアムトピックに投稿するためのポイントが溜まっていないはずなので、検索欄で、投稿の種類に該当しそうなトピックを検索します。
ここでは、筆者の日常についての投稿をしますので、検索欄で「Everyday」を検索し、everyday lifeを選択しました。
注意:My Profile Onlyだけを選択すると、自分にしか表示されない投稿となるので、気を付けましょう

後は、右上のPOSTをタップし、投稿するだけです。

以下のように投稿が完了しました。

稼ぎ方

Phaverで投稿すると、投稿の下に下記のような表示がでます。
左から説明すると、下記のようになります。

  • リプライ・・・返信
  • ミラー・・・Twitterでいうリツイートに相当
  • ステーク・・・ポイントを投稿に貯める
  • いいね・・・Twitterでいう「いいね」に相当

ステーキング

Phaverでは、自身が価値あると感じた投稿にステーキングをすることができます。

Phaverのステーキングには、2つの意味合いがあります。
1つは、「投票」という意味合いです。
ステーキングと聞くと難しく感じるかもしれませんが、要は、誰かが投稿して、良い内容だと感じたコンテンツに「投票」ができると考えてください。
2つ目は、「賭ける」という意味合いです。
そのコンテンツの価値に「賭ける」という意味合いです。
自分が良いと感じたコンテンツが、将来的にPhaver上の他のユーザーにも役立ち、他のユーザーもミラーしたり、ステーキングしたりすることに「賭ける」のです。

ステーキングでポイントを稼ぐには

以下の2点を行うと、Phaverでポイントを稼ぐことができます。

  • 価値あると感じたコンテンツへのステーキング
  • 好きなコンテンツをミラー(シェア)

たとえば、自分がミラー(シェア)したり、ステーキング(投票)をしたりしたコンテンツが他のユーザーにステーキングされると、報酬としてポイントがもらえます。
有望なコンテンツを、他の人より先に、早い段階でステーキングすると、よりポイントを多くもらうことができます。

ステーキングは、初期状態では、1日5回まで行うことができます。
価値あるコンテンツを投稿して、他の人にステーキングしてもらえば、自分のポイントが増えるため、5回以上ステーキングできるようになります。

なお、現在ステーキングは無料ですが、将来的には、ステーキング時に少額のPhaverユーティリティトークンが必要となる予定です。

プレミアムトピック

プレミアムトピックは、コンテンツを投稿するときに、選べるトピックです。

Phaverでは、投稿先のトピックを選択できます。
普通のトピックに投稿するのは無料ですが、プレミアムトピックにするには50ポイントが必要となります。
コストがかかりますが、その代わり、プレミアムトピックに投稿したコンテンツに誰かがステークすると、10ポイントをもらうことができます。
5人がステーキングしてくれれば、元を取れます。6人以上がステーキングしてくれると、1ステークごとに10ポイントもらえるので、普通のトピックに投稿するよりも、効率的にポイントを稼ぐことができます。

他のユーザーが5ステーク以上してくれると想定される価値あるコンテンツを投稿するのがポイントです。

出典:Phaverヘルプセンター

フィードを閲覧する際のポイント

フィード(配信される投稿画面)を閲覧するときは、4種類の見方があります。

以下の赤枠の右から2番目の時計マークのアイコンをタップすると、その下の画像のように、何の順番で投稿を表示させるかを選択できます。

選んでタップすることで、閲覧するときの投稿の順番を選択できます。

  • 最新順
  • リコメンド順
  • 最も「Like」されている投稿順
  • 最もミラーされている投稿順

なお、「My follows」を選択すれば、自分がフォローしているユーザーの投稿だけ、「Lens posts」はLens Profile NFTを保有しているユーザーの投稿のみを表示させることができます。

Phaverトークンの発行は?(2023年5月31日追記)

Phaverは2023年内に2つのトークンを発行する予定です。
報酬として得られるポイントが独自のトークンと交換できるとのこと。

現在Phaverでは以下の行動でポイントが獲得できます。
・ユーザーからステーキングされる
・投稿がミラーされる
・他のユーザーの投稿をミラーする
・Phaverに新規ユーザーを招待する

今のうちからポイントをため、情報の公開を待ちましょう。
出典:Phaverが目指すもの

レベルが設定されている(2023年5月31日追記)

Phaverにはレベルという制度が設定されています。
2023年5月現在実装されているレベルは2までです。

レベルを上げると以下の優遇を受けることができます。
・5ポイントのステーキング費用が毎日もらえる
・毎月一定額のポイントをトークンに交換できる
・投稿とプロフィールの可視向上

また、レベルを上げるためには以下のいずれかの行動が必要です。
・Phaver/Clique でWeb2の実績を証明するSBTを発行する
・ウォレットとNFT(Phaver指定)を接続する
・Phaver Frensに選ばれる
・自動化されたKYCをパスする(未実装)

最もレベルを上げやすいSBTを発行するタスクをおこなう際には、ウォレットと少額のMATIC(Polygon)が必要です。
MetaMaskなどのウォレットを用意しておきましょう。

なお、以下のサイトで詳しく説明しています。
Phaverでのレベルの上げ方

Phaverについてのよくある質問/注意点

日本語で投稿できますか?

Phaverでは、日本語で投稿可能です。
しかし、日本人向けのトピック(板)以外に日本語(Japanese)で投稿して、アカウントが停止されたという報告があります。

Japanese以外では英語で投稿するようにしましょう。

ちなみに、日本語で投稿したい場合は、画面下部の「Discover」をタップし、検索欄にJapaneseと入力すると、プレミアムトピック以外のたくさんの日本語向けトピックが表示されます。

Lens Profile NFTはどうしたら入手できますか?

PhaverのDiscordに問い合わせたところ、今からLensProfile NFTのミントに申し込む方法は、SBT Campaignへの応募のみとのことです。
SBT Campaign

当選はPhaverDiscordのAnnouncementsで発表されます。
当選した後は、以下から、ProfileNFTをPhaverへ接続できます。
Phaver

まとめ

本記事では、Phaverの特徴、始め方、使い方などを中心に説明しました。

Phaverは今はまだ独自通貨が発行されていませんが、将来的に取引所で現金化できるトークンが発行される可能性があります。

今のうちに、Phaverに触って、操作や使い方に慣れておくことをおすすめします。

Phaverは、Web2のアプリ(Twitter、Instagram、Facebookなど)に投稿された内容をPhaver上で共有することも推奨しています。

使い方に慣れないうちは、Twitterで価値があると感じた投稿のリンクをPhaverの投稿に貼り付ける方法でも良いでしょう。

慣れてきたら、有益な情報や、他の人に感動を与える投稿は、Twitterだけではなく、Phaverで投稿すると、大きくポイントを稼げる可能性があります。

まずは、英語で投稿する、日本語のトピックを選んで投稿するなど、人それぞれ自分に合った方法で、Phaverの使い方に慣れてみてください。

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