NFTアーティスト「Zombie Zoo Keeper」のアートが170万円相当で売れた!小学生が描いたNFTアートがなぜこんなに人気になったのか。

最近高額で落札されることで注目を集めているNFTアート。

その中でも、日本人の小学生NFTアーティスト「Zombie Zoo Keeper」が注目されています。

「Zombie Zoo Keeper」(ゾンビ飼育員)の蜘蛛の絵は170万円相当で販売されていたと「Zombie Zoo Keeper」の母、草野絵美さんは語っています。

小学生の描いた絵、しかもデジタルアートがなぜこんなにも高額で取引されているのでしょうか。

それは、有名人のTwitterアイコンとして使われたことで有名になったことと二次流通によって価格がどんどん上昇していったということが挙げられます。

詳しく解説していきます。

この記事でわかること

・「Zombie Zoo Keeper」とは何かがわかる

・なぜ小学生のNFTアートに高額な値段がついたのかわかる

・NFTが高額になる過程がわかる

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有名人のアイコンとしてNFTが使われた

「Zombie Zoo Keeper」のNFTアートが高額で取引されるようになった始まりは、イラストレーターの「たかくらかずき」さんが2300円ほどでアートを購入したことでした。

そこから何人かが興味をもち、「Zombie Zoo Keeper」のドット絵アートを購入する流れができました。

特に大きな流れを作ったのは、バーチャルインフルエンサーのプロデュースなどをしている有名DJ「Trevor McFedries」氏が購入し、自身のTwitterアイコンに設定したことです。

これをきっかけに多くの人が「Zombie Zoo Keeper」のNFTアートを知ることになりました。

NFTアートの作成にあたっては、絵美さんと「Zombie Zoo Keeper」は市場の調査などを行ったといいます。

「レトロなドット絵が受けているらしい」

「どうせなら集めて楽しいNFTがいいよね」

とNFTアート市場でどのような作品が売れているのかを確認しながらどのような作品を作るか決めていきました。

そこで、ドット絵ということで「Zombie Zoo Keeper」本人が大好きな「マインクラフト」に出てくるゾンビをベースに、動物を集めたくなる「動物園」としてコレクションを展開することにしたそうです。

販売の場となる「OpenSea」ではアメリカでの取引が盛んで、アメリカではゾンビが人気なので、まずはこれでやってみようということになりました。

NFTアートを販売する上でSNSと連携していくことは必須なので、これについても英語版のTwitterを利用し、ハッシュタグなどを活用して認知を広めていきました。

母の絵美さんも息子さんのために非常に頑張って勉強していたことが感じられますね。

「Zombie Zoo Keeper」はNFTアート開始当時8歳の少年でした。

母親の草野絵美さんは東京藝術大学に勤める講師で、自身も音楽ユニットを結成してアーティスト活動をしています。

NFTに関してはアーティスト活動を通して興味を持っており、作品をNFTマーケットプレイスで販売した経験もあったようです。

そんな中、夏休みだった絵美さんの長男の「Zombie Zoo Keeper」が、12歳の少年による「Weird Whales」というNFTコレクションに4000万円の値段がついたということを知りました。

「Zombie Zoo Keeper」は自分もやりたいということを絵美さんに「やりたい!」ということを伝えて、絵美さんもそのチャレンジを応援することになります。

ドット絵を描けるアプリをダウンロードして作品を描き、それをNFTマーケットプレイス「OpenSea」に出品しました。

0.06ETH(約2300円)で最初の3作品を販売したことが始まりだったようです。

二次流通による価格の上昇

小学生の描いた絵がなぜこうも高額で取引されるようになったのでしょうか。

一つは前述の有名DJにTwitterアイコンとして使われたことがあります。

それ以外の理由としては、

・小学生がNFTアートを描いているということで珍しかった

・NFTアート自体にバブルが来ており、二次流通で価格が上昇していった

・英語版のTwitterを使うことで日本だけでなく世界中にアピールできたから

ということが挙げられます。

NFTバブルが来ていたということについてですが、NFTアートは新しいアート流通の形として注目を集めていました。

デジタルアートとして数千万円といった金額で落札されるものもありました。

「OpenSea」には一度購入したNFTを販売することができる二次流通のシステムがあります。

「Zombie Zoo Keeper」の作品も話題になった後はこの二次流通でより大きな金額となって転売されていき、最高で18ETH(約700万円)で流通していたこともあるようです。

注目を集めた作品はさらなる高値で販売されていくという現実のアートと同じようにデジタルアートをやりとりできるものとなっています。

また、NFTアートはアメリカで人気があり、英語版のTwitterでハッシュタグをつけて認知を広げたことでNFTコレクターの目に留まりました。

人気のある海外で集客したことも成功の理由の一つになったようですね。

まとめ

この記事では

・小学生が描いたNFTアートは有名人のTwitterアイコンとして使われたことで人気が出た

・二次流通で高額取引されたことで話題になった

ということを解説しました。

NFTはデジタル化されたアート作品なので、これからもTwitterのアイコンなどとして使われて一気に有名になることがあるかもしれません。

NFTアートは代替不可能なものであるので、唯一無二の自分のプロフィール画像にすることと非常に相性が良いものになっています。

Web上で唯一無二性を持ったものを使える面白さは、これからさらに広がっていくことが期待されるでしょう。

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