この記事で分かること
・SAMURAI cryptosについて
・NFTアニメの実例
・NFTアートの人気
近年ブームが起こり、波に乗っているNFT。
初心者でも挑戦できるということで、NFTアートが盛り上がってきています。
中でも、アニメの原画をNFT化する動きが強まっており、「SAMURAI cryptos」というNFTとアニメを組み合わせたプロジェクトなどが話題になりました。
そこで、この記事ではその新プロジェクト「SAMURAI cryptos」がどのような内容で、NFTアニメを含んだNFTアートの流行度についてお話していきます。
SAMURAI cryptosとは
SAMURAI cryptosは株式会社ゴンゾによるNFTとアニメの共創プロジェクトです。
ブロックチェーン技術を利用したNFT事業支援を行うdoublejump.tokyo株式会社を通じてサポートされている新プロジェクトでもあり、NFT・ブロックチェーン時代に日本初の侍として狼煙を上げました。
SAMURAI cryptosでは、参加クリエイターによる侍キャラクターのデザインアートをNFTとして販売するだけではなく、NFTやブロックチェーン技術を利用したこれまでになかった新たなアニメIPを生み出すことにチャレンジしていきます。
以下でコンテンツの例や代表取締役の考え方について説明していきます。
SAMURAI cryptosのコンテンツ
SAMURAI cryptosのコンテンツの第一弾として3人のクリエイターが参加しました。それぞれのクリエイターと作品の紹介は以下になります。
- 小林誠:「ラストエグザイル」「機動戦士ガンダムZZ」など
- 千葉道徳:「SK∞ エスケーエイト」「バジリスク〜甲賀忍法帖〜」など
- 飯島弘也:「劇場版 マジンガーZ / INFINITY」「アフロサムライ」など
ゴンゾの代表取締役である石川真一郎さんは、最初にできた成果物は本当にイメージ通りでふさわしい傑作ばかりと言っていました。
また、SAMURAI cryptosの第二弾のアーティストとして千葉道徳氏が参加しました。
販売されたのは以下の4種類です。
・Shogun (価格:4ETH、販売数:1個)
・Ninja (価格:0.2ETH、販売数:10個)
・Soldier (価格:0.02ETH、販売数:700個)
・Stardust (価格:無料、販売数:3000個)
上記のものが、OpenSeaというNFTマーケットプレイス上でオークションが開催されました。
今後もプロジェクトスケジュールなどが発表されていくでしょう。
株式会社ゴンゾの代表取締役である石川真一郎さんの考え
石川さんはCypher(暗号)、Decentral(分散)、Solidarity(団結)の3つのキーワードを掲げて、それに共感したクリエイターたちに自由に発想してもらってオリジナルサムライキャラクターを作るように依頼しました。
また、それだけでなく、プロジェクトに関わる様々なデザインまでも石川さんが理想とするデザイナーたちに自らお願いしました。
そして、「ストーリーは後から追いついてくる。キャラクターたちを世の中に問い、共感した世界中の人たちからのインプットを受けたうえで、それを飲み込んで昇華させ、物語を紡ぎだしていく」というSAMURAI cryptosの理念を語ったのです。
SAMURAI cryptos以外のNFTアニメの実例
SAMURAI cryptosだけでなく、様々なNFTアニメが話題になっているのでいくつか紹介します。
北斗の拳
2021年10月にNFTマーケットである「FanTop」がサービス開始と同時に第一弾として「南斗六聖拳ボックス」の限定418セットを販売しましたが、たったの2時間ほどで完売しました。
内容はシン、レイ、サウザーなど「南斗六聖拳」の男の死に様シリーズでしたが、やはり班の間では人気ですぐに売り切れてしまいました。
FanTopの気軽にアイテムを買えるようなクレジットカードで日本円決済に対応させているというサービスのおかげでもあるのでしょう。
また、北斗の拳に関しては、2021年12月からの二次流通も行われました。
風の谷のナウシカ
NFTマーケットプレイスである楽座(RAKUZA)では、風の谷のナウシカの複製セル画の所有権NFTとして高額で取引されています。
そもそもセル画とは、セルという透明シートの画材に描かれた絵のことです。
複製セル画というものは単なるセル画のコピーではなく、高度な印刷技術でできるだけ本物に近づけた等寸複製となっています。
楽座はそのセル画の取引が行われているNFTマーケットです。
もし、風の谷のナウシカの複製セル画の所有権NFTの保有者になったら、それをバーンすれば、所有権を持っているセル画の実物を郵送してもらえます。
エウレカセブン
博報堂DYM&Pとアーリーワークスが協業して、「EUREKA/交響詩篇 エウレカセブン ハイエボリューション」の公開を記念してエウレカセブンのNFTが作られました。
種類は3種で、タイトルロゴが入ったタイプ、ロゴが入っていないタイプ、そしてキャラクターデザインなどを務める吉田健一氏のサイン入りのものが販売。
なかでも吉田氏のサイン入りは一点のみでした。
エウレカセブンはシリーズモノで第1~4弾までのリリースがスケジュールされています。
NFTによるアート・イラストの盛り上がり
NFTにおいてはアニメだけでなく、アートやイラストもかなり注目を集めています。
初めに、デジタルアーティストであるBeepleのNFTアート作品である「エブリデイズ:最初の5000日」がオークションで75億円で落札されたというニュースがありました。このことがNFTアートがかなり有名になったきっかけです。
アートにこれほどの価値が付くようになったのはやはりNFTの技術が出回ってからです。
今まではデジタル作品の所有権は誰なのかあやふやな部分がありました。そして、クリエイターやアーティストたちは作品の収益化について悩むことになってしまいました。
ですが、NFTが登場してからはデジタル作品の所有権が明白になり、多くの富裕層や投資家が作品を購入して価値を見出し、高値がつけられるようになったのです。
NFTアートはデジタルアーティストだけでなく、初心者にもチャンスがあります。過去にNFTアートを作成した子供がかなりの大金を稼いだということでも話題になったりしました。
素人の方の作品でも何万もの価値が付く可能性もあるので、稼ぐためにNFTアートを始めたという方も多いです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はSAMURAI cryptosのプロジェクトを中心にNFTアートのことについてお話してきました。
SAMURAI cryptosのアニメやアートに関しても言えますが、それらを盛り上げているのはやはりNFTです。NFTによってそれらのデジタル作品が人気になり、初心者でも挑戦できるような時代になってきました。
これからはクリエイターやアーティストたちが稼げるという時代の風潮が広がっていくことが予想されます。