NFTクリエイターが知っておくべき『NFTが売れない理由』

「なんで自分の絵は売れないんだろう?」

「なんで簡単に作れそうな絵が売れているんだろう?」

結論から言ってしまうと、ただ ”良い作品”や”上手い作品” というだけでは、残念ながら売れるのは難しい!!と思っています。

この記事でわかること

  • NFTを取り巻く市場環境
  • NFTが売れない理由
  • マーケティング力の高め方

今回は、NFTがなぜ売れないのか?どうしたら売れるようになるのか?について説明していきます。

[冒頭定型文 ]

NFTをとりまく市場環境

NFT市場の現況

2017年に誕生したNFTですが、2021年は世界で盛り上がりを見せ「NFTサマー」ともいわれました。爆発的に人気が出たとはいえ、NFTの売買が行われるマーケットプレイスの9割以上のシェアを占めているといわれる最大手「OpenSea」の11月の月間統計ではユーザー数は約24万人・トランザクション(取引)は約100万回となっています。

これに対して、OpenSeaだけでもNFT出品数は約1,500万点あり、他にもRarible・Cryptovoxles・Foundation・Decenttraland・nanakusaなど数多くのNFTマーケットプレイスがあることを考えると、供給過多といえる状況です。

NFTで売れるコンテンツ

NFTが高額で取引されたというニュースはたびたび耳にしますが、それは全体の作品数から考えるとごくごくわずかなものです。これらの売れているNFTに見られる特徴は、①付加価値②希少性③ゲームで稼げるです。

付加価値:Bored Ape Yacht Club

BAYCの作品を所有することで、Discord(コミュニケーションサイト)に招待され、同じコレクションを購入した仲間たちと情報交換などのやり取りをすることが可能になります。海外のコレクターには、この「コミュニケーションできる」ことがとても重要なキーワードになります。また、公開されていないNFTを専用のサイトで購入することが出来るようになります。

希少性:CryptoPunks

24×24ピクセルで構成されたユニークなドット絵で1万体限定の「最古のNFTプロジェクト」。大手企業や著名人の購入で話題になりました。

ビットコイン・ダイアモンド・フェラーリ・ポケモンのゲームで強いリザードンのカードなど希少性が高いものには価値が内在しています。

ゲームで稼げる:Axie Infinity

NFT化されたゲーム内のモンスターやアイテムを売買することで、遊びながら仮想通貨を稼げます。フィリピンではAxie Infinityで得た利益で生計を立てる人が出てきているほどの人気があります。

NFTが売れない理由

NFTは「唯一無二」の限定的なものですが、無名な人のコンテンツを世の中に公開しても、そこに価値を見出す人にめぐり合うのは並大抵のことではないと思います。

また、新たなクリエイターさんが続々と参入してきており、作品全体のクオリティはかなり上がってきていると感じます。無名で新たにNFTに参入してきたクリエイターさんにとっては、0⇒1へと実績を作ることがとても難しくなっています。そんな中で自身の作品を見てもらうにはどうしたら良いのか?を考えたとき「マーケティング力」がとても重要だと感じました。

ストーリー性・シリーズ性

そのNFTがどのような経緯で生まれ、これからどのようになっていくのか?そういったNFT独自のストーリーのある作品は、人々をひきつけたり話題になりやすい傾向にあります。シリーズものはホルダー同士がTwitterなどSNSのアイコンに使用したり、Discord内でコミュニティとして盛り上がりやすいので価値が上がりやすいと考えられます。実際に「Bored Ape Yacht Club」や「CryptoPunks」などの多くの人気コレクションのホルダーはSNSのアイコンにNFTを使用しています。

ブランディング

”作品の質が高ければ売れるという訳ではない”のがNFTの世界だと思っています。単なる文字列や夏休みの自由研究で小学生が書いたNFTが数百万円で売れたのは上記のストーリー性・シリーズ性やブランディングという「マーケティング力」が高かったからだと思います。

マーケティング力を高めよう 

国内の著名な成功しているクリエイターの方々を参考にすることが一番の近道だと思います。成功者を参考にしていると、自分の中に同じ習慣や考え方が取り込まれます。

SNSの有効活用 

Twitterやインスタグラムなどを有効活用し、フォロワーを増やして作品の認知度を高めることが重要ですが、フォロワーを増やすには「GiveAway(NFTを無料で配布すること)」が非常に有効です。

インフルエンサーに拡散される 

SNSで影響力のあるインフルエンサーに作品を気に入ってもらい、拡散してもらうことが出来ればすそ野は広がります。著名な方に購入してもらえたとなると、フォロワー数も一気に増加するでしょう。

コミュニティの有効活用

Discordなどへの参加で作品の紹介や情報交換、新たなフォロワーの獲得が見込めます。また、国内クリエイターの作品を海外コレクターにアピールするDAOプロジェクトも出てきてますので、有効活用してもらいたいです。

自身のコレクションにファンが増えてきたら、Discordの運営をするとより強い絆が生まれてくるでしょう。

まとめ

特に国内では多くのクリエイターが参入してきたことで、供給量が大幅に増え需要量が追いつかなければ価格は下がります。とはいえ、NFTの知名度も上がってきているので、本格的に利用者のすそ野が広がっていくのはまだまだこれからです。

私自身は、NFTアイコンメーカーや国内のNFTクリエイターの方々の作品を海外コレクターにPRするDAOプロジェクトのメンバーとして日々活動しており、国内NFTマーケットを盛り上げるお手伝いをさせて頂き、クリエイターの方々に世界で羽ばたいて頂きたいと思っています。近い将来、OpenSeaのTopランキングに国内クリエイターの方々の作品が掲載される日を夢見て・・・

以上となりますが、いかがでしたでしょうか。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

[test ]

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事